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日々精進。

A meta-analytic review of anger management activities that increase or decrease arousal: What fuels or douses rage?

面白いんで、1個目に持ってきました。
役立つ人も沢山いる⁈

怒りの感情をControlする、って
生きてく上でとっても大事。

154Study、10189名。
怒りを抑えるのに、
サンドバッグを殴る・蹴る、ジョギング、サイクリング、水泳など、
いわゆる、覚醒度を高める活動
vs
深呼吸や瞑想などの覚醒度を低下させる活動
の比較をした。

んで。
覚醒度を低下させる活動が、
怒りのコントロールに有効、と。

そして、
覚醒度を高める活動は、怒りのコントロールには全く効果がない、と。
ジョギングなどの運動も同様に興奮を高めるだけ。
更に、
ジョギングは怒りを増強させる可能性が最も高い!マジか。
一方、
球技や体育の授業への参加は覚醒度を低下させるんだって、へー、何が違うんだ。
ああ、レクリエーション的な要素、あそびのようそが運動に入ってると、低下の要素になるんじゃないか?と想像してるようです。

ね、なんか深いでしょ?
あー、なんかむしゃくしゃするからちょっと走るかあ〜、、、、、
なんてのは、最も逆効果なんすね。
それと共に、怒りを発散する?
怒鳴り散らす、とかも、全然、逆効果かもしれんですね。
怒りは発散するものじゃなく、
静かに内へ内へ、沈めていくもの、なんでしょうな。
ああ、、、なんか深いわあ。
いやあ、まだまだ未熟っすな、
6秒?だかなんだか待つルール?みたいなやつも、真理を得てるのかもしれんですな。
怒りの感情は、飲み込んで消化する。
大人ですなあ〜、そう言う大人になりたいわあ。






Balanced Crystalloids Versus Normal Saline in Kidney Transplant Patients: An Updated Systematic Review, Meta-analysis, and Trial Sequential Analysis.

生理食塩水vsバランス外液シリーズ。
いやあ、Hes系、と、共に、
僕は一貫していってますし、もう、Studyなんかいらんと思ってる。
だって、
生理食塩水も、Hesも、
悪くない、可能性はあるけど、(非劣性)
少なくとも、バランス外液よりも、Better、な可能性って、ものすごい低いよね?(優勢ではない)
じゃ、、、、
全部外液でえやん。ってだけ。

今回。
腎移植。
12 RCTs 、1668 patients。
で。
バランス外液で、後期グラフト不全は少なかった。
RR 0.82 (95% [CI], 0.71-0.94), P = .005
25% (194 of 787)vs 34% (240 of 701)

手術終了時の、
CL (MD, -8.80 mEq·L-1; 95% CI, -13.98 to -3.63 mEq.L-1; P < .001),
バイカーボ(MD, 2.12 mEq·L-1; 95% CI, 1.02-3.21 mEq·L-1; P < .001),
pH (MD, 0.06; 95% CI, 0.04-0.07; P < .001),
(BE) (MD, 2.41 mEq·L-1; 95% CI, 0.88-3.95 mEq·L-1; P = .002)
は、有意差があった。

Na (MD, -0.17 mEq·L-1; 95% CI, -0.36 to 0.02 mEq·L-1; P = .07)
は、ギリ差はなかった。

Crは、
初日(MD, -0.06 mg·dL-1; 95% CI, -0.38 to 0.26 mg·dL-1; P = .71)
7日目 (MD, -0.06 mg·dL-1; 95% CI, -0.18 to 0.06 mg·dL-1; P = .30)
で差はなく、

尿量も
初日 (MD, -1.12 L; 95% CI, -3.67 to 1.43 L; P = .39)
7日目 (MD, -0.01 L; 95% CI, -0.45 to 0.42 L; P = .95)
で、差はなかった。

少なくとも、、、、、ね。
優性ではない。
コレは🟰使わない、で僕の中ではなってる。



Neurodevelopmental Outcomes After Late Preterm Antenatal Corticosteroids
The ALPS Follow-Up Study

へー、前提すら、知らんかった。
後期の早産34〜36週くらい。
に対して、
母体へのステロイド使用で、
出生後の呼吸不全が減る、って言うデータがあるんだって。
そもそも論、、、、全く知らない僕。。。。
で、当然、低血糖は増えるけども、
呼吸不全を減らすため、今や、新しいプラクティスとしての市民権があるらしい。
で、
今回は、
そのステロイド投与の影響が、
6歳以降の、メンタル障害に関与してないか、って言うStudy。
で、
結論。
関係してませんでした、と、
両郡とも18%くらい。。。。
この数字が大きいようには感じるけど、
知らない領域なんで、どーなんでしょ。。。
少なくとも、初期の低血糖以外、問題なく、
メリットあり、
なので、Goodな治療です、と言う評価。



News
Doacs関連。
SSRI併用で、出血リスク増加、の可能性。
ジルチアゼム(ベータと比較)で出血リスク増加の可能性。
最近、よく見ますよね〜。
難しい薬、っすよね。
ワーファリンも難しい薬だけど、、、
副作用がまあ、そりゃああるからねえ。



Risk Assessment and Prevention of Falls in Older Community-Dwelling Adults
A Review

65歳以上の転倒リスクは、25%/Year?
めっちゃ高い。
で、障害に強く関係。
歩行がやばい自覚、歩行Speedが遅い人、ってなHighRiskですと。
介入で、リスクを軽減はできるらしい。
まあ、、、、
足腰はね、鍛えとかないとね。



Burden of Neurologic Health Care and Incident Neurologic Diagnoses in the Year After COVID-19 or Influenza Hospitalization.

コロナとインフルエンザ。
これを、神経系の異常の予後との関連で比較。

片頭痛で2.0%と3.2%、
てんかんで1.6%と2.1%、
脳卒中で2.0%と2.4%、
ニューロパチーで1.9%と3.6%、
運動障害で1.5%と2.5%、
認知症で2.0%と2.3%

コロナのが、インフルエンザより、発症後の神経系の異常は少ないです、と言う話。
片頭痛で35%、てんかんで22%、脳卒中で10%、ニューロパチーで44%、運動障害で36%、認知症で7%低い

とは言うものの、、、、
どっちも、神経系異常とかねえ、、、、
いやっすねえ、感染は、、、
ウイルスだけじゃなく、あらゆる感染は、、、
人類の天敵っすね。




Nutritional Support for Moderate-to-Late–Preterm Infants — A Randomized Trial

はあー、なるほどー、
こう言う事も考えるるんすねえ。

32〜36週での出生児。
で、
普通、呼吸のことが多いっすよね、
この出生だと。

でも、今回は、栄養、なんす。
4ヶ月後、なんで、ちょうど正規産の月か、
の時に、完全母乳栄養になれる頻度を色々と検討してるんす。
確かにね、
栄養、大事に決まってるわな。
でも、今まで見たことないわ、
もう、。調べる、って言うこと自体、すごいわ。
で、
まあ、色々、やってます、味とか嗅覚とか、栄養種類とか、投与法とか。
で、全部、全く差はない結果だったっす。
でもまあ、
ホント、疑問を持って調べた、って言うその事実だけで、尊いっす。
コレを機に、そう言う目線でのStudyが出て、いつか、いい結果につながるかもしれんからね。
単純なことだけど、、、、
疑問視、問題視しないと、lなににもならんからね。