Myocardial and haemodynamic responses to two fluid regimens in African children with severe malnutrition and hypovolaemic shock (AFRIM study)
Background
重度の栄養障害を持つ小児に対する輸液は、
害である、
コレは心臓の機能障害によるものだ、とする仮説が今や存在しますな。
脱水患者に対する、WHOの輸液指針を用い、
心臓、血行動態、安全に対する影響を調べた。
Methods
前向き観察。アフリカの病院。
2つの輸液指針比較。
6-60ヶ月の重度の栄養障害患者で、
消化管の炎症で、血液減少性Shockとなった患者。
Group 1
最大2回まで、15 ml/kg/h までのリンゲル液ボーラス。
で、WHOガイドラインDoseへ。
Group 2
10 ml/kg/h のリンゲル液を最長5時間まで。
28日に渡りデータ収集。
Results
20名。Group1が11名、2が9名。
15名が、kwashiorkor
8 名が、BNP >300 pg/ml,
9 名が、(SVRI) >1600 dscm-5/m2
という脱水患者。
エコーで、
輸液反応は、
Group1では、心拍出量も、心臓収縮力も増えたり減ったり一致せず。
Group2では、一致する動きをした。
SVRI は、輸液後に両群で低下する。
しかし24時間に渡り、高値が持続した。
48時間と、28日の死亡率は、
Group1で、36% (4 deaths) と、81.8% (9 deaths)
Group2で、44% (4 deaths) と、 55.6% (5 deaths)
肺水腫、うっ血性心不全は起きなかった。
死亡は、
輸液、エコー所見、とは、あまり関係しなかった。
Conclusion
かの有名な、あのStudy、に影響されたStudy。
ま、数が圧倒的に違うけどね。
でもまあ、
輸液は複雑。
で、小児、低栄養、、、、
さらに複雑。
輸液はムズイ。
としか言えん。