気道確保〜。 BrJ Anesth 9月 | 犬好き麻酔科医ブログ

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日々精進。

今月は、BrJAが、
Difficult Airwayと、
Vascular Surgeyの、
完全に二本立てだぜい。
それぞれ、ザーッと見ると面白そう、、、だけど、
全部まとめる気には、暫くなれんなあ。
8月病か、、。

ま、
簡単なのだけ、とりあえず、やっとこ。。。

Airwayから、2つ。


Emergency surgical airway management in Denmark: a cohort study of 452 461 patients registered in the Danish Anaesthesia Database

緊急に外科的Airway確保が必要になったのは、
27 /452 461 patients 。
頻度は、0.06 events per thousand (95% CI; 0.04 to 0.08).だ。
約、2万件に一件か。。。

この内、
12 149/452 461 patients が、耳鼻咽喉科系列の手術。
緊急外科的Airway確保は、
頻度は、 1.6 events per thousand (95% CI; 1.0–2.4).
約3倍近いね。

19/27 は、耳鼻咽喉科のDrが緊急外科的Airway確保を行い、
6/27 は、麻酔科により行われ、
3/6は、失敗だった。

満足いくAirway確保と判断されたのは、10/27 だけだった。

いや〜、厳しいっすな。
緊急だからこそ、確実な手技を、、、と思うけど。。。
頻度が低いし、、、慌てるよね〜。

ま、一番、うまそうな人がやるに限るよね〜。

幸いにも、l僕は一度も出会わんで済んでるけど、、、
年取ってから出会っても対処できんわ、きっと。
エコーの話も、実はあるけど、ね。
エコーで、見つけて、カテーテルで挿入できるいいデバイスが手元にあれば、、、
ま、
心積りだけは、、、持っておこう。



もう一個。
Current practice of rapid sequence induction of anaesthesia in the UK - a national survey

標準的な方法を、どんだけ今、守ってる人がいるか?
アンケートに、 272 responses (response rate 53%) があり、
266 (58% が指導医、42% がレジデント) が解析。

プレ酸素化を、呼気の酸素濃度をモニターしてるのは、68%。
20-25度の頭高位を用いるのは、76%。
Propofol が、最も多く使用され、64% 。
麻薬も、 80% で使用された。
サクシンを使用するのは、たったの 18%。
多くは、Rocroniumを選択する時代の様だ。
クリコイドプレッシャーを使うのは、 92% 。
ただ、その際の圧力を測ったことがないのは、83% 。
無呼吸で待つ時間に、そーっとマスク換気するのは、17%。

しっかりとした、ルーチンが無い、ってこちだねえ。

僕は、、、
無し、無し、あり、あり、Roc、無し、無し、あり、かな。
超、、、、レア。
標準的な、、、というのが正しければ、
超、、、異質なやり方さね。
でもね、、、
正しいとされるっもにがね、、、そんな、無いねんな。
まだまだ、いいと思う方法を探す段階やね。
一応、自分のルーチンとの差を知っておこう〜。