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inal Pro-B-Type Natriuretic Peptide and High-Sensitivity Cardiac Troponin Measurements During Albumin Replacement in Patients With Severe Sepsis or Septic Shock*


CCMから、独立で一個。

Objectives:
Sepsis心筋症ってな、よくある合併症の一つで、予後悪化に関与する。
BNP、Troponinという、現在の有望バイオマーカーと、
予後への影響、そして、Albの影響、だって。


Design:
多施設Rct。 (the Albumin Italian Outcome Sepsis trial).


Patients:
995名、Sepsis患者。

Interventions:
Albタス外液か、外液のみへ、分類。


Measurements and Main Results:
1,2,7日目に検査。
データ変化とOutcome、臓器障害、90日死亡率、の関係を追う。

BNPの97.4%、
トロポニンの84.5%は、
異常値であった。

Shock患者では更に高い値を取っていた。


BNPは、、、、
Icu死亡率、90日死亡率、を予期した。
これは、トロポニンよりも鋭敏であった。

Shock患者では、より早期に異常値となる方が予後が悪化。

Alb投与群は、、、、
BNPがより上昇した。
Alb群で、早期にBNPが上昇した場合、
Outcomeは、良いことと関係していた。


Conclusions:
BNP、トロポニンは、Sepsisの8ー9割以上で上昇している。
予後予測因子としても機能する。
この値の変動で、治療効果を判断できるようになるかもしれない。

と。。。。


、、、、
そもそも、Alb 🆚 外液のStudyのはずが、サブ解析なんで、多少見当違いな気もするが、、。
トロポニン、BNPは、間違いなく、様々な状況下で、
見えない異常を含め、抽出できるマーカーだろう。
異論はない。
BNPのは良いってな、異論はある。
トロポニンのが、理論的には、死亡率に与える影響は、どう考えても高いかと。
Albのが、BNP上がる、、、
で、上がってる方が、予後が良い?
この辺はもう、めちゃくちゃやね。
BNP上がった方が悪いはずなのに、上がって、予後が良い。
でも、BNPは、予後予測因子となるんでしょう?
めちゃくちゃや。

ま、Sepsisでトロポニン、BNPが、
どこまで有効に使えるかのデータも少ないからね、
ま、良いか。