以前本編の中で店舗のイベントがあることに触れました。では、具体的に挙げましょう。
1 花魁イベント
まぁ内容はそのままですね。ただ、丈が短い浴衣だったりするので、和服好きなお客様にはうけがいいですね。
2 べティイベント
これもタイトル通りです。皆がべティちゃんのようなコスプレで接客します。ミニスカをはき、頭にリボンをつけるのが一般的。まぁ単純にミニスカなんでうけはいいです。
3 水着イベント
またまたそのままですね。皆が水着で接客します。ただ、やはり女の子によっては、水着はイヤだという子もいます。そういう子は上からワイシャツを着るんですけど、それはそれで好評です。
さぁ、ここまでは店舗でのお客様に向けたイベントですね。
ここからはそれ以外のイベントを紹介します。
1 花見・海・BBQ etc.
これは、春、夏などにグループ全店舗でやります。(もちろん日はずらしますが)普通に聞けば楽しそうですよね?が、私は車を出す係になったので、はっきり言って地獄でした。5時~5時までの通常業務終了後、寝ずに現地に行き場所取り係の後輩を下ろし、また店に戻り女の子を送る。これを2往復。そして、昼の1時頃まで続き、今度は帰りを送って行きます。最後にボーイ全員で店に戻り片付け。この一連の流れが終わるのが3時頃です。私、学生でしたので、この時点で軽く30時間以上は寝てないです。
こんなの頻繁にやられたら軽く死んじゃいますね。
2 決起集会
これもなかなかやっかいで、月に一回くらいのペースでやるんですが、営業終了後女の子も全員送り(キャバクラでよくある送り迎えしてくれるドライバーさんですね)の車に乗り、貸し切りのクラブへ。何が大変って、キャバ嬢達は普通の営業で飲んでるはずなのにここからテキーラとか飲むんですよ。で、ボーイも選ばれると付き合わされます。で、音楽が流れて皆踊るんですけど・・・・今だから言えますが、私クラブとか嫌いなんですよね。内心全くテンション上がらないんですが、インカムで統括から、
『ボーイ、もっと盛り上げろ!やってへんやつは殺す!』
って言われたら、ねぇ?
さらに、終わってやっと帰れると思ったらいい意味で目をつけられると帰りに統括から一発ビンタをくらうのがしきたりなんです。
『なんだ、ビンタならまだ大丈夫でしょ。』
って思った方!普通に歯が折れたりする人もいますから。
3 ボーイのみの決起集会
これは店舗毎に売り上げやら、指名やら、出勤人数で対決して、負けたら対戦チームにビンタされたりするんです。どうですか?既にめんどくさい匂いがプンプンするでしょ?
私は暴力は嫌いなんで、勝っても不参加でした。


以上が以前私が所属していたグループのイベントの大体ですね。
正直私は全部めんどくさくて嫌いでした。
多分見てくれた方も同じ意見でしょう


さぁ次回更新からいよいよ新章突入です。また読んで下さいね!
質問や意見など、ドシドシ受け付けますので!

では、続きは次回更新で。


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シュウさん達に紹介してもらった女の子が面接にやって来た。二人とも経験者だけあり、すんなり面接も終わり、その日から働くことになった。軽く店舗の中を案内し、代表や店長を紹介した後すぐにお客様が来られた。
二人とも前の店から固定客を連れて来ており、はっきり言って、俺がすることなんて何もなかった。担当五人のうち、四人は普通に指名を取れてるし、さらにそのうち一人はナンバーツーだ。業界にいれば誰もが羨むような環境にいた俺だが、少しずつ自分にできること、そして自分がしたいこと、今自分がしてることについてジレンマを感じ始めた。本来、俺はマネージャーになると決まった時、代表は厳しい人だ。厳しい中に愛情はあるが、なかなか伝わらない。ならせめて俺が皆の間に入り、本当にこの店で頑張っていこうと思える環境を作りたい。そう考えていた。実際は何もできていない。自分の無力さを噛みしめ何もできないことに対して歯がゆい日々を送っていた。さらに、みゆがサボり始める。
『生理痛がひどいので休みます。』
とか、何かと理由をつけ、休むことが増えていった。さらに、追い討ちをかけるように先輩マネージャーがまた一人やめた。ついにアルバイトの中で俺が一番上の立場になってしまった。先輩が担当していたみゆの友達は、本人の意向により俺が担当することになった。ただでさえ、無力感にさいなまれていたのに、担当が六人になってしまった。
もう、既にパンク寸前だった。
さらに悪いことは続く。新しく担当したみおは、もうやめる気だったらしい。当日欠勤を連発。代表はあえて何も言わなかったが、いつキレてもおかしくない状況だった。
そして、代表から、
『なぁ、俺みおってやつボロクソに言って泣かしてやめさしてもいい?』
そう言われた。いつもの俺なら、
『俺が説得するんで少し待って下さい。』こう言っただろう。いや、言うべきだった。
しかし、
『代表が言わなくても俺が言いますよ。』
こう言ってしまった。
『お前、マネージャーの雰囲気出てきたな。』
そう言われても嬉しくなかった。ただ、俺だって苦しい中、逃げ回るみおが許せなかった。
そして、久々に出勤してきた時にすぐみおの元に行き。
『お前、そろそろやめたいらしいな?つか、スカウトに頼んで次の店探してるらしいやん。』
『え?そんなことないよぉ。』
『しらこいねんワレ!こっちはとっくにスカウトから聞いてウラ取っとんのじゃ!ええか?お前何回無断欠勤した?無断欠勤したら罰金出るん知ってるよな?お前まともに給料でると思ってんのかコラ!』(注:キャバクラ、ホストなどは罰金の制度が数多くあり、無断欠勤、当日欠勤、遅刻、ミーティングの不参加や遅刻などで罰金が発生する)
『だってスカウトの人は大丈夫って・・・・』
続きを聞く前に、
『そんなもんスカウトが適当に自分の都合のええように言ってるだけやろ?はっきり言ってな、知らんがな!!』
みおは泣いていた。
『サイテーや』
俺は心の中で思っていた。
しかし、気持ちとは裏腹に、
『やめるんやったらやめたらええやんけ!勝手にしろや!』
こう吐き捨てた。それ以降二度とみおの姿を見ることはなかった。
代表には、
『よー言ったなお前。俺もすっきりしたわ。』
と言われたが、俺の中のジレンマは強くなるばかりだった。理想とは程遠い現実に、目を背けたかった。
さらに、みゆもやめた。こうして俺の担当は六人から四人に減った。
そして、マネージャー投票の時期が迫っていた。
俺はシュウさんの紹介で入った二人には、
『担当、別に俺じゃなくてもいいんやで?シュウさんの紹介とか関係なく。』
と、釘をさしたが、
『祐介さんなら大丈夫ですよ。お願いします。』
と言われてしまった。問題を起こしていた二人がやめたため、俺の担当は皆成績がよく、女の子達にも信頼されるようになった。
こんな俺を信じて着いてきてくれる子がいる。
『もう一回一から頑張ろう。』
そう決めた矢先のことだった・・・。


続きは次回更新で。

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それからも、たびたびシュウさん達は来店されるようになった。
代表からは、
『あのお客様のお蔭で村木とみゆは安泰やな。』
と言われるほどだった。
しかし、事はそう上手く行かない。
俺の方はというと、
『俺ら祐介のシフトに合わせて来るから!』
と言っていただくほど、良くして頂いたが、問題はみゆだった。
いつもみゆを指名していたのはタカさんで、シュウさんはカナという女の子を指名していたが、ある日、
『そろそろみゆにいい店紹介してもらった恩は返したやろ。』
と、言われた。
それは、みゆにとって大打撃だった。
そして、タカさんはナンバーワンのカズハさんを指名した。(注:ホストグラブなどは永久指名がほとんどで、お客様は二回目以降指名を変更することはできないが、キャバクラは指名を変更することはいつでも可能。この場合は、みゆからカズハさんに指名を変更した。)
それからは、俺は良くしてもらうものの、みゆが指名されることは無くなった。俺としてはかなり複雑な気持ちだった。やはり、担当の女の子は店舗においては家族のように考えていたし、みゆは未経験だったため、特に大事にしていた。それから再びみゆが指名を取れない日々が続く。
しかし、俺は接客の都合上シュウさん達との付き合い方を変えるわけにもいかないし、なによりお客様としてシュウさん達のことは好きだった。
ある日には、カズハさんはナンバーワンのため、席を離れることもしばしばあったが、店長がヘルプをつけようと
すると、
『あぁもうヘルプで女の子つけんでええで。代わりに祐介つけてくれ。』
と言われ、生まれて初めてキャバクラの女の子の席につくことになった。
店長から、
『村木くん、村木くんお願いします。』
と、指名の掛け声を言われるのがとても恥ずかしかったのを、今でも覚えている。
さらに、シュウさん達から、
『この店に紹介したい女の子が二人おるんやけどな、祐介が担当してくれるんやったら紹介するわ。』
と、声を掛けられた。もちろん、自力入店がゼロの俺にはいい話し合いだったが、既に担当は三人いる。大学生の俺にとって五人の担当はかなりキツい。悩んだ末に、
『分かりました。担当は自分がさせてもらいます。』
と、答えた。
そうして、気づけばマネージャーを始めてから2週間ほどで、担当が五人になった。これが、どういうことかと言うと、前に紹介した"きっしー"という男は覚えてもらっているだろうか?彼は社員にも関わらず、俺がマネージャーになる前は担当が二人。俺がマネージャーになった時に一人は担当が俺に変わり、あとの一人はやめてしまった。つまり、ゼロ。さらに店長でさえ、担当は八人である。
代表から、
『次のマネージャー投票の時には俺の次村木になるんちゃうか?社員の二人しっかりせーよ。』
と言われるほどだった。
これを期に、俺に変化が起こり始めることとなる。

続きは次回更新で。


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