昨日、関東地方も梅雨明け宣言が出されたようですが、今朝はまだ八ヶ岳も甲斐駒も姿を見せてくれません。
でもベランダの花たちは、朝日を浴びて今日もきれいな花を咲かせてくれました。
アカバナ科マツヨイグサ属の花たち。
真ん中が、メマツヨイグサ。これが、良くツキミソウと言われているものです。
右が、ヒルザキツキミソウ。
花の形は、みんなよく似ています。でもよく花の中心部を見ると、雌しべの形が違っているのが分かります。
左のツキミソウの雌しべは4裂して、反り返っています。 右のヒルザキツキミソウ
の雌しべはそりかえっていません。
これはどちらも、メマツヨイグサですが、雌しべの形が違います。左は、雌しべが4裂していますが、右のものは、裂けないでくっついたままです。
この違いは、種のわずかな違いなのか、たまたま開花する時の状況の違いなのか良く分かりません。
花びらの開き具合も花弁同志が重なっていたり、離れていたりしています。
ある本には、「花弁が重なっているのがメマツヨイグサ、離れているのがアレチノマツヨイグサと区別する場合もある」、と書いてありました。でも、朝、離れていた花弁も、昼には内側に向いて重なっているようにも見えます。
今盛んに咲いているあちらこちらのマツヨイグサを見て歩いてみましたが、それがどちらなのか良く分かりませんでした。荒地に繁殖するようになったメマツヨイグサがアレチノマツヨイグサと呼ばれるようになったのかと思ったりもします。
ちなみに、オオマツヨイグサは、花がこれよりも2㎝位大きい直径5㎝の花で、咲き乱れる光景は見事だったと、近くに住む友人が10日前に話していましたので、 昨日その場所に行ってみましたが、見つけられませんでした。この花の雌しべはどうなっているのか知りたかったのですがー。最近は、オオマツヨイグサは、アレチノマツヨイグサに追われて少なくなってしまったそうです。
林の隅に生えていたヤブカンゾウを花瓶に挿しておきました。その蕾が、今朝開いていました。
雄しべを取り出して見ると、2種類の雄しべがありました。花弁の方にも、約は付いています。
花弁の数は、それぞれの植物によって決まっているので、このように何かの異常で、雄しべが花弁化した奇形のものが、八重咲の花になったということだそうです。ヘリや先端に約が付いていることもありますが、本来の雄しべの機能は、なくなっています。ですから、八重咲きの花は、結実しません。完全な八重咲には、おしべは全くありません。
どおりで、桜、ドクダミ、バラなどの八重咲の花に、雄しべが見当たらないはずです。
雄しべの花弁化は、人工的に化学処理して、新種を作り出すことにも、応用されているのでしょう。
庭の隅に、赤いものをあるので近づいてみると、キツネノロウソクでした。5日前に近くの道端でも見つけたのですが、カメラを持っていなかったので、撮りそこなって残念に思っていたところでした。
スッポンタケ科の中には、このほかにもこれと似た形をしたキツネノタイマツ、キツネノエフデというのがあります。このキノコを見ると、どうしてキツネが名前に選ばれたのだろうと不思議に思います。
この科以外で形が全く違うものにも、キツネの名前は登場します。
キツネタケ、キツネノカラカサ、キツネノハナガサ、キツネノチャブクロなど。
他の動物の名前が使われているものは、タヌキノチャブクロ、シカタケ、ツルタケくらいではないかと思います。
昔の人は、林の中で、不意に目にした不思議な形をしたキノコにびっくりして、キツネにだまされたと思ったのかもしれません。
今日は、鶴の名前の付いたキノコにも出会いました。
テングタケ科、ドクツルタケ。柄が白く、鶴の足のようにスラリとしていることから名付けられたと書いてありました。このキノコは、名前の通り猛毒で、1本食べて、そのまま適切な解毒処置をしなければ、5日以内に死亡するそうです。このキノコは、林では、ごく普通に見られるキノコなのに、犬や猫が食べたりしないのでしょうか?!
昨日見つけたタマゴタケは、どうなっているだろう、と今日も林に行ってみました。
まだ他にもないかと、近くを探すと、ウヮー、あった!
まだ地上に出たばかりの幼菌、さらに、出てから3日くらい経ったであろう成菌1、そして5日位経って傘が破れてしまっている成菌2。
幼菌 成菌1 成菌2
ごく狭い範囲に7個、いろいろな段階のものが、生えていました。この場所にこんなにたくさん生えていたのは初めてです。
今までの経験によると、これからしばらくここに、次々と生えてくる予感がします。毎年9月に決まって出るタマゴタケスポットに次いで、第2のスポットになるかもしれないと、ワクワクしました。
幼菌はこのように、茹で卵のようなつぼがあります。これを見るとこれが名前の由来だ納得します。
そして半分に、割ってみると、柄が空洞なのが分かります。
とにかくこのキノコは美しい、私の一番好きなキノコです。これを林で見つけた日は、わけもなく嬉しい気持ちになるのです。
ちなみに、食べておいしい、さっぱりした味のキノコでもあります。
雨上がりの林はどうなっているかと、近くの林を歩きました。
4,5日前に出たと思われる大きなタマゴタケが、やや腐食した形で残っているのを見つけました。直径12㎝位のものから5㎝位のものまで、4個かたまて生えていました。もっと早く見に来れば良かったと思いながら先に進むと、ベニタケ科、キシメジ科のキノコもあちらこちらに生えていました。いろいろ写真を撮ってふと振り返った時、今までに見たことのない草が眼に飛び込んできました。
ギンリョウソウはもっと白いはず、と思い、家に帰って調べて見ると、ギンリョウソウと同じ仲間のシャクジョウソウ(ツツジ科(旧イチヤクソウ科))と分かりました。僧侶や修験者が持つ錫杖(しゃくじょう)に似ていることから名づけられたと書いてありました。
全体が淡褐色、葉緑体を持たない、真菌に寄生する腐生植物です。この種の植物は、菌従属栄養植物といって、ある特定のキノコから栄養をもらって成長します。シャクジョウソウはキシメジ属と特異的に、菌根を形成します。
根元を良く見ると、たしかにキノコがありました。このキノコから栄養をもらっていたのでしょう。
花は、房のように5,6個かたまってついています。その一つを拡大すると、真ん中に黄色い柱頭が見えます。
花は下を向いていますが、朔果は上向きになっているそうです。枯れても腐敗しないで、冬を越すと書いてありましたので、これから冬まで、じっくり観察してみようと思っています。
たいていの人は、黄色い花のオオマツヨイグサのことを、月見草又は宵待草と呼んでいます。
でも、正式なツキミソウという1年草の花は、別なものなのです。
横浜の友人から春にこの苗をいただき、毎日咲き続けているその花の美しさに、すっかり魅了させられています。
これは夕方6時半に開花したばかりの花です。
この白い花が、翌朝には、このようにピンク色になっているのです。
そして、昼ごろには、濃いピンク色になって、しぼんでしまいます。
白から、ピンクに色を変えながら18時間でしぼんでしまう幻想的な花です。
1年草なので、翌年も咲かせるには、種から育てなければなりません。
ここは、横浜より寒いので、種から育てるのは、無理かと諦めていたら、
最近、近くの友人から、同じこの北杜市で種から育てている人がいると聞きました。
それなら私も今度は種から育ててみようと思っているところです。























