雨上がりの林はどうなっているかと、近くの林を歩きました。
4,5日前に出たと思われる大きなタマゴタケが、やや腐食した形で残っているのを見つけました。直径12㎝位のものから5㎝位のものまで、4個かたまて生えていました。もっと早く見に来れば良かったと思いながら先に進むと、ベニタケ科、キシメジ科のキノコもあちらこちらに生えていました。いろいろ写真を撮ってふと振り返った時、今までに見たことのない草が眼に飛び込んできました。
ギンリョウソウはもっと白いはず、と思い、家に帰って調べて見ると、ギンリョウソウと同じ仲間のシャクジョウソウ(ツツジ科(旧イチヤクソウ科))と分かりました。僧侶や修験者が持つ錫杖(しゃくじょう)に似ていることから名づけられたと書いてありました。
全体が淡褐色、葉緑体を持たない、真菌に寄生する腐生植物です。この種の植物は、菌従属栄養植物といって、ある特定のキノコから栄養をもらって成長します。シャクジョウソウはキシメジ属と特異的に、菌根を形成します。
根元を良く見ると、たしかにキノコがありました。このキノコから栄養をもらっていたのでしょう。
花は、房のように5,6個かたまってついています。その一つを拡大すると、真ん中に黄色い柱頭が見えます。
花は下を向いていますが、朔果は上向きになっているそうです。枯れても腐敗しないで、冬を越すと書いてありましたので、これから冬まで、じっくり観察してみようと思っています。
