勇気づけの嵐
<重要なお知らせ>
【記事再掲載のご案内】
本ブログに移行して来る前の記事を現在時刻で再掲載したところ、多くの方にご覧頂き好評でした。
そこで、最初に戻って再々投稿して行きたいと思います。
既にご覧頂いている方々には、はなはだくどい事になってしまいますが、続けてすぐに新規の記事を投稿しますので、少々お待ち頂けると有難いです。
その際、本記事はオリジナル日付2018年11月20日に変更しこちらの記事一覧に加わって行く事になります。
<日替り記事>
【勇者の唄】
愛知・瀬戸市で開催された未体験の面白ライブへ、カミさんに誘われ行って来ました。
会場となったカトリック・マリア幼稚園講堂は厚いカーテンで覆われ、薄暗くなっています。
紫外線に当たると癌を発症してしまうお子さんが居たからです。
他にも障害をお持ちの方々が大勢いらっしゃいました。
と言うのも、出演の画家・小説家でもある歌手AKIRAさんは、末期の胃癌を克服し、困難乗り越えの大きなメッセージを全国で伝え続けているからです。
ネイティブ・インディアンと接して得た事。
「困難や辛い体験は魂の筋トレ。生まれて背負って来る石が大きい人こそ勇者である」
とのテーマで歌われていて、歌詞の一行一行が勇気づけに満ちています。
自分も加齢をしみじみ実感している今。
障害は、決して人ごとではないのです。
会場に、アドラーや笑いヨガを通じて知り合えた方々が、瀬戸の方だけでなく沢山おられたのも納得。
そして、その唄とギター演奏にコラボして自身の半生を朗読したのが、脳腫瘍の後遺症で半身マヒとなった小形健介さん。
中学生で入院闘病中にも拘わらず、入院仲間と酒盛りをした事が、前向きにリハビリするきっかけとなったとのお話が興味深かったです。
遠泳までされる程になったとは驚きでしたね。
現在、講演の他、パラリンピック挑戦や、お酒好きを活かしたホストクラブでのお仕事で雑誌に紹介されたりとか!
会場を大いに湧かせていました。
後、AKIRAさんのギターを借りて美声を披露したのが、中部大学教授で映画「かみさまとのやくそく ~胎内記憶を語る子どもたち~」にも出演されていた大門正幸さん。
研究テーマでもある、映画に因んだ曲でした。
【勇気のパッチン】
「嵐にしやがれ」に登板の歌手徳永ゆうきさん。
鉄道ネタや演歌しか知らなかったので、指パッチンにはびっくり!
最後は、翔くんの車掌もかなりのレベルで鉄真似セッション。
大野さんはラジオでしたが、何故かTVでは翔くんが鉄ネタ多いんですね。
森林鉄道運転、小湊鉄道お忍び旅、大井川鐵道ギリギリお忍び旅、更には、佐藤健さんと行った鉄博もありました。
【救援】
出勤途上の娘から電話で「動けなくて泣いているので頼む!」
大急ぎで駆け付け川沿いの植木を覗くと、目ヤニや泥で汚れたネコちゃん。
獣医さんに連れて行くと、目ヤニを放置すると失明の恐れもあるとの事。
下痢や脱水も見られたので、6日間入院させ、その間に飼い方の学習と準備。
カミさんが、ネコ好きの知人ネットワークをフル活用しています。
まだ生後2か月程だそうで、元気になって退院して来ました。
定年後、ン年目にして家族が増えたのです。
まだまだ勇気を携え働き続けねば。
とにかく癒されまくりで、犬くん達にも徐々に接触させています。
【12小節の人生】
タイトルの12小節とは勿論ブルースの事。
前々回エリック・クラプトンの自伝本を取り上げましたが、自伝映画がいよいよ23日公開です。
【音楽遍(偏・変)歴・ブルース編・5】
さて入り浸りの「オープンハウス」で、私が近藤房之助さんによくリクエストして聴かせて頂いたレコードは、当時ずっと入手困難であった以下の様な品々です。
こちらは、最後には自分のものに。
日本盤がいよいよ発売される頃、マスターの萩原さんからお声がかかり、格安で譲って頂いたのです。
レアなCROWN原盤ですよ。
ジミー・ウイザースプーンはカンサスシティー・ジャズの流れを汲みジェイ・マクシャン楽団等と組んでいたブルース歌手で、1963年にはカウント・ベイシー楽団と来日し、原信夫とシャープス&フラッツとの共演盤も出ています。
日本に初上陸したブルースマンと言う事になっていますね。
ジョー・ターナー、ジミー・ラッシング、 アル・ヒブラー、 ワイノニー・ハリス、ロイ・ブラウン、エディ・ヴィンソン、ルイ・ジョーダンと言ったウエストコーストのブルースシャウター達の仲間でもあります。
ベン・ウェブスター、ロイ・エルドリッジ、ケニー・バレル等、ジャズマンとの洗練された共演盤も数多くありますが、写真のCROWN盤は、エグさ爆発の超R&Bで迫って来ます。
また、アニマルズのエリック・バードン等、白人ロッカーとの共演盤もありますね。
念願の生ウィザースプーンは、再来日の時、名古屋から渋谷まで出かけて行って観ています。
(続く)
<シリーズ・自由研究ノート>
【お断り】
本シリーズでは、今までのキーワードシリーズと異なり極私的見解が多く含まれて来ますし、にわか学習による誤認もあり得ます。
なので、アドラー心理学についても触れている、色メガネを通して書いたエッセイとお読み取り頂ければ有難いと思う次第です。
【勇気づけの嵐・23】
7)歌のお兄さん/主演:大野智
ある日突然、所属していたバンドが解散。
恋人にもフラれ、挙げ句の果てには、家族からも“働かないダメ男”扱いされた男が、ひょんな事から子供番組の“歌のおにいさん”になってしまう。
本来、子供の為の番組のはずが、なぜかそこは“ベテラン歌のおにいさん”が絶対的権力を持つ独裁政権下にあった。
逆らうものは容赦なくイジめられる社会。
そんな世界に放り込まれてしまった主人公・健太が、ゆがんだ体質にガツンと風穴を開ける!
彼が“史上最凶”から“史上最高”に変わって行くまでの成長をコミカルに描くサクセスストーリー。
大野さんがインタビューで「健太が頑張っている姿を見て、自分のやりたい仕事ができていない人達を勇気づけられたらいいなと思います。」と語っています。
これは、震災の被災者を見て自分が勇気づけられるのと同じで、頑張って困難を克服しているその人と自分を同一化し、共感した上で、自分自身も困難克服ができると、自己勇気づけをしているのですね。
表現が悪いですが、非建設的な言動と同じ様に、勇気づけも伝染して行きます。
つまらないと思っていた仕事でも、悪習に風穴を空けたり貢献感が芽生えてくると、ずーっと曇りがちだった健太の顔が輝いて来ます。
(続く)
【アドラー心理学と信仰・愛について(対神関係論)・23】
ユングについて続けます。
人間の悪は善の欠如であると前回書きました。
その一方で、肯定的な面の神についてですが、グノーシス主義を研究していたユングが言う様に、「神は対立の一致として、善だけでなく悪も含んでいる。」と考えると、自己実現と悪との関係が近くなり、敷居が低くなって楽をしてしまう様な気がします。
律法で罰する旧約の神には悪が当てはまるかも知れませんが、キリスト教の神やアドラー心理学が追究する愛は、倫理道徳的な律法を超えたものではありますが、ユングの言う悪とは方向が違うものと考えられます。
善を欠如させているのは人間であって、神のされている事ではないと考えられるのです。
悪しく働く人間を、無からお造りになった神が、どうして全能の最高善なのかと言った議論がありますが、「悪しき造られたもの」と「善き造り主」はイコールではありません。
むしろ、回心、共同体感覚への気づき、近づきの機会を設けられている神は、最高善ではないでしょうか。
また、近くには居るが、どうしようもなくなった時に、外から愛を持って普遍的無意識等に働きかけて来る様な存在、例えば「<ハイヤーパワーとライフスタイル>」で述べた様な働きが外から頂けると感じる方が、信仰を持って共同体感覚を高め幸福に生きるのに有用なのかなと、改めて思っている次第です。
もう一点は、フランクルによる批判です。
ユングは「神は人間の普遍的無意識の中にあって、自動的に自己実現に向けて働きかけてくるもの」と考えました。
アドラーは特に名指しでユング批判はしていない様ですが、フランクルにはここが引っかかったのですね。
生きる意味・目的・自己実現は、人間の原因論たる普遍的無意識の中に押し込まれた所からではなく、人間とは近い様で決して同じになれない、外にいる神から与えられるものだと強く主張したのです。
私も、人間の力では知る事のできない神を、どうして無理に人間の中に引きずりおろす必要があるのかなと思うのです。
一神教的な考えではありますが、人間と神はイコールではなく、共同体の理想としてある神だとすると、日常では、その存在を意識して、共同体感覚を磨いて少しでも近づこうとする事が重要です。
以上、悪、そして神の居場所と言った2つの点をまとめると、旧約聖書「ヨブ記」に対するユングの解釈が浮かび上がって来ます。
通常、この部分は、神がどんなに理不尽な試練をお与えになったとしても、人間は神ではないので、恨んだりせず信仰を捨てない事で祝福されると考えるのですが、ユングは、神も悪魔にそそのかされて、人に対して悪事をなさるものだと考えました。
神は全人類共通の無意識の中に居て、悪を行使すると言う訳です。
私自身は、前者の解釈が自然であり、幸福につながるものと信じています。
ところで、以上述べてきた考えも自身の色眼鏡を通した見方であり、正に真実は神のみぞ知るですね。
いずれにしても、幸福になる為に有用である事を念頭に置き、これを忘れない様にしたいと思います。
(続く)
<列車で豪!の旅・3>
鉄活は早々に切り上げ、フリンダーストリート駅で下車、セント・ポールズ大聖堂で祈ったり、ヤラ河の芝生でゆったり寝そべったりと、新婚さんを堪能しました。
車内で豪華な食事を楽しめる有名なトラムカー・レストランにも遭遇しました。
これは予約が一杯で、外から眺めるだけでしたが、こう言った路線電車が似合う落ち着いた雰囲気のメルボルンです。
午後からは、屋外マーケットを訪ねた後、大きな公園で佇んだりしてましたが、ドタバタは忍び足で迫って来ます。
ベンチにカーディガンを置き忘れてしまったのです。
すぐに気づいて戻ったのですが、既にその姿はなく、カミさんに励まされつつ近くのポリスオフィスに駆け込み、書類に書き込み等しました。
後日、現地ガイド氏に聴いた所では、やはりホームレス関係の方が多く、先ず戻って来ないでしょうとの事。
旅行でお土産を置いてきたのは初体験でした。
夜は、ロブスターディナー付きのペンギンパレード見物ツアーに出かけます。
ASA1600高感度フィルムの威力で、見事ペンちゃんの撮影に成功!
ストロボ発光は厳禁と、しつこくアナウンスしているのに、時々遠くで光るのは何故?
さあ、明けてメルボルン最終日です。
パッフィングビリーと言う、SL保存鉄道に乗るつもりが、前の晩に連絡があり、乾燥注意報でディーゼル機に変更との事。
そう、山火事が多いんですね。
休憩中のSLです。
残念、とは言っても、トロッコ列車風の客車から、皆と同じ様に外へ向けて脚を投げ出し、楽しいツアーでした。
ところで、この日のガイドさんは、日本人の奥様と現地男性のご夫婦で、ベビーカーに乗せた赤ちゃんもご同伴。
とても微笑ましく、ハネムーンにはぴったりだねと二人で頷き合いました。
(続く)
<鉄道動画集>
YOU TUBE「スヌーピー1」からご覧下さい。
ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。
本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。
また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。
巻き起こせ!
勇気づけの嵐。