今年も、去年 に続いて、
蛍を見ることができました。
空がどんどん暗くなって、
目を凝らしすぎて、
鳥目になってしまいそうになった。
誰かの、「あ!」という声の先に、
薄ぼんやりと光る、
蛍の灯り。
暗闇が深くなるごとに、
1匹、また1匹と、
集まり、光の尾を引きながら、
ふわふわと儚げに舞う蛍。
去年もそうだったけれど、
蛍はわたしの腕では、
写真には撮れない。
だから、一生懸命、
目を凝らして見た。
だから、目を閉じると今も、
はっきりその蛍の灯りを思い出すことができる。
去年のことを思い出し、
そして、2年前の告知直前の、
この時期のことを思い出し、
あれから確実に時間が経ったよ、
今年もまた見に来たよ、
そう思ったら、やっぱり涙が出た。
「ねえ、蛍ってなんでこんなに感動するんだろうね」
返事は特に期待せずにつぶやいたら、
「あぁ」
ダンナが隣で答えた。
それを聞いて、
なんだかまた涙が出た。
蛍、また来年!

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