こんにちは
抜け抜け病・・・決して、中馬の髪のことでは、ありませんよ(笑)
先日の名古屋ウィメンズマラソンで、野口を見た時、バランスを崩し過ぎてるなあ
と思っていましたが、足が抜ける症状になってたということが、彼女の口から言われてました
この抜ける症状は、なった人にしかわからないと今でも思っているので、中馬もあまり口に出さないようにしていましたが、、、
中馬も23年前の17歳から足が抜ける症状に悩まされています。
今でも。。。
そういう意味では、野口も本当に苦しんできたんだなぁと気持ちが、よ~くわかります
私の症状が出たのは、高校2年の国民体育大会の予選でした。
それまで、夏の高校インターハイでは、3位で秋のこの国体でも、自分でいうのもなんですが優勝候補でした
結果、9位・・・悔しかった
そこからが、中馬と足の抜ける症状との戦いが続いています。
正直、足が抜けるって、なにって方のが多いと思いますが、
歩く分にはなんら症状はでませんが、走ると足が抜ける感覚になる、足が外や内に逃げて思い通りに動かない、
それが抜け抜け病と陸上界では言われてて、結構、アスリートはこの症状になって、そのまま引退って人は少なくありません。
トヨタ九州の監督の森下監督、富士通の高橋コーチ、旭化成の山本コーチ、近いところでいうと
岐阜経済大学の揖斐監督も抜ける症状で、引退しています。
中馬もこの症状が出たときは、自分の脚でないみたいで、左足がいうことをきいてくれないと、
練習中でも泣きながら走ってた記憶が鮮明に覚えています
そして、山梨学院大学に入学、やっぱり抜ける、特にトラックでのペース走は確実に抜けます
もう抜けまくり、、、
抜けるのは、左右、人それぞれですが、中馬は左脚です・・・
抜けると左脚が、外に逃げて太ももがまっすぐ上がってきません。で、たまに右脚にぶつかり、こけたりもよくします
そんな状態で、いろんな治療、気功、日本一といわれる名医の診断、日本全国あらゆる検査をしましたが、理由は分からず、、、
どうせ走れないなら、歩けなくなってもいいと、スポーツ整形専門も東京警察病院で、大学1年時に異常はない、痛みもないのですが、手術を決意し、股関節を開きました
15針、、、結局、なにも原因はわからず、閉じました。
ちょっとグロくて、すみません。。。
ただ、切ってからはこんなにやったんだからと、開き直ることができ、今の抜ける自分を受け入れよう、
抜けても速く走れる方法を技術でカバーしようと、アシックスやミズノに出向き、走り方、フォームの研究、勉強をしました。
なので、人より体の使い方というか、どうしたら速く走れるかというところは、これも自分でいうのもなんですが、非に出ていることだと思っています
そして、神様はいるもんですね~
手術後、7か月で箱根駅伝3区に走らしてもらい、チームも総合優勝することができました。
このときも抜けてます
そして、現在40歳の中馬も抜けています。
先日の神戸マラソン3時間のペーサーでも、10K~15Kと35K~40Kが抜けていうことをきいてくれませんでした
この症状は、正直なった人にしかわからないってことと言い訳にして、自分に負けてる気持ちになるので、なるべく言わないようにしています。
こんなとこで、大々的に言ってしまいましたが(笑)
なにが言いたいかというと、どんな状況。どんなどん底に落ちたとしても、あきらめない人には、
必ずなにかしらの結果がついてくるってこと。
野口もあきらめなかったから、ウィメンズのゴールがあったんだろうし、『決してあきらめない』
これが、マラソンにしても人生においても、一番大事なことだと思っています。
あきらめなければ、終わりはありません
中馬は、あきらめないランナーが、大好きです
中馬大輔