山崎ひょうたん塚古墳
山崎ひょうたん塚古墳
印旛沼を眼下に望む海抜29mの台地縁辺に位置する前方後円墳です。
古墳の大きさは現存長37m、後円部径25m、後円部高7.4m、前方部高3mを測ります。 前方部の一部が崩落しているため不明瞭ですが、築造時には40mを超す大きな古墳であったと推定されます。
また、未調査であるため内部施設や副葬品については不明ですが、立地条件や前方部が低く形態が未発達であるという特徴から、古墳時代前期に築造されたものと考えられます。
さくら市HP
実はグーグル地図が示すとおりに行ったら、入り口が見つかりませんでした。
うろうろしていると近所の方が出てきたので道を尋ねると、なんとひょうたん塚古墳の持ち主さんでした!
北から
入る許可をもらったので、堂々と畑を突っ切ることができます(笑)
右が後円部。後円部が25mだから、今は無き前方部があったとするとこのくらいの大きさかな。
もう少し南から、推定全景。
足元には、フキの花。
佐倉では当たり前にあるシロバナタンポポ。
バス道路だってーのに、ヤブカンゾウの群れ
飲食店の道路際の花壇にイヌノフグリ発見 お手入れされていないのが幸いして、雑草として抜かれてないんですね~。
そうそう、このブログ名は”古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩”。なのに、最近は全然野草が登場していませんでした
京成佐倉駅前にあるミレニアムセンター佐倉。その中にあるサラダカフェ PUKUでランチしました。
ハーフサイズのジャパニーズサラダにクミンドレッシング。本日のスープをつけました。
えっ京成”桜”駅になってる
ヒビキが同じ”佐倉”と”桜”。”桜に染まるイベント”期間中は、京成佐倉駅の駅名看板表記が”佐倉”から”桜”に変わるそうです。
他にも、佐倉市役所、佐倉城址公園、佐倉郵便局の看板、ちばグリーンバス停留所も”桜”に変わるそうですよ。
次は、国立歴史民俗博物館へ。
ここは1階から地下のミュージアムショップ。正面が大きなガラス張りになっています。サクラの季節にはまるで絵画のようになるそうですよ。
東京の開花予定は3月21日。ここもあと1週間もすればサクラが咲くでしょうね。
この後は、本館考古研究系教授)藤尾慎一郎先生の「土器・鉄・年代・DNA」講演へ。(3月9日)
講演趣旨
タイトルの4つは、歴博36年間の在職中に私がとりくんできたテーマです。一見、相互に関係がなさそうなテーマですが、実は、ある時期と地域に共通点をもっています。つまり、水田稲作開始期の九州北部です。今日はこれらの関係と40年にわたる私の研究についてお話しします。
まず、最初に取り組んだのが水田稲作開始期の土器です。土器編年は考古学の基本ですが、これによって時期の大枠を決めることができました。
次に取り組んだのが鉄の化学分析で、分析とはどういうことなのかを知ることができました。
21世紀になって取り組んだのは、炭素14年代測定を用いて構築した水田稲作開始期の数値年代です。この際、土器編年と鉄の分析が役に立ちました。
最後にとりくんだのが古人骨のDNA分析です。これによって、渡来系弥生人の出自と弥生開始期の土器にみられる斉一性を解明する手がかりを得ることができました。
藤尾先生はこの3月で退館されるということで、最後に花束贈呈がありました。