ある陵墓参考地の周濠でガガイモの実を見つけました。
このブログのタイトルは「古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩」という名前だってご存じですか?(笑)
最近は古墳や遺跡を載せるのが追い付かなくって、全然野草を載せられません💦
でも載せていないだけで、ちゃんと観察はしてますよ~。
手の平に乗せると小ささがわかりますね。
お花や青い実はこちらから
千葉では準絶滅危惧種(2021年)ですが、大阪ではレッドデータに載ってないようですね。
では、では、百舌鳥古市古墳群の旅・最終日が始まります。
レンタサイクルの開始時間まで30分もあるので、土師の里駅付近の古墳を徒歩で見ることにしました。
。
鍋塚古墳
一辺63m、高さ7mの方墳
発掘調査が行われていないため、埋葬施設や副葬品等は明らかでない
しかし
円筒埴輪列や葺石があることが分かっている
また、墳丘の表面では家・衣蓋・盾・靫形などの形象埴輪の破片が見つかっている
一体化して見えますが、手前が鍋塚古墳、奥の木が茂っているのは仲姫命陵古墳です。
仲姫命陵古墳の陪塚
類似の埴輪が出土している
仲姫命陵古墳は午後から行くので、線路の反対側へ。
墳丘長59mの帆立貝式前方後円墳
二段構成
5世紀後半
古墳の北側に隣接する同時期の前方後円墳、允恭天皇陵(市野山)古墳の陪冢
墳丘の大部分が破壊されています。12号線から近鉄南大阪線の線路にかけて南東が後円部、北東が前方部になります。
周濠の形状は従来考えられていた盾形のものではなく、前方部に向かって狭まる形状
堤に落ち込みが見られず、墳丘北側にある允恭天皇陵古墳の堤に取り付くように築造された
1段目斜面の葺石は前方部側でのみ、後円部には葺いていなかったものと考えられる
後円部の1段目に円筒埴輪列
他に朝顔形埴輪、家型埴輪、鶏形埴輪が出土
埴輪は土師質のものと須恵質のものがあり須恵質のものが目立つ
円筒埴輪は市ノ山古墳外堤のものと共通する特徴を持ち、共通の埴輪窯から供給されていた可能性が指摘されている
後円部の竪穴式石槨から刳抜式家形が出土
石棺は、阿蘇溶結凝灰岩製で全長約2.4m、近畿地方の家形石棺の中では最古相
内部はすでに盗掘を受けていたが、棺内からは多数のガラス小玉や丸玉が、棺外からは金銅製三輪玉・鹿角刀装具・刀剣・鉄鏃・2領の三角板鋲留短甲、馬具などが出土した
去年の10月に現地説明会があったそうですね北側から造出しが見つかりました。
私が訪れたのは2021年12月でした。この写真だと、ちょうど真ん中あたりから造り出しが出たみたいです。
允恭天皇陵古墳 (市ノ山古墳)
墳丘長227mの前方後円墳
前方部の高さ23.3m、後円部の高さ22.3m
宮内庁により「惠我長野北陵」として允恭天皇の陵に治定
二重の周濠
唐櫃山古墳の北側の調査で、
允恭天皇陵古墳の堤から堤上面に敷石が確認された
濠から円筒埴輪、形象埴輪が出土
5世紀後半
ん~、どうしようかな?
東にある宮の南塚古墳から、北にある允恭天皇陵古墳の拝所へ行こうかな?
そろそろ9時になるから、レンタサイクル所に行こうかな?
ん~、どうしようかな?
と、悩んだけど、レンタサイクル所に行くことにしました。