古市古墳群16 允恭天皇陵古墳 | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

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ある陵墓参考地の周濠でガガイモの実を見つけました。

 

 

 

このブログのタイトルは「古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩」という名前だってご存じですか?(笑)

 

最近は古墳や遺跡を載せるのが追い付かなくって、全然野草を載せられません💦 

 

でも載せていないだけで、ちゃんと観察はしてますよ~。

 

 

 

 

 

手の平に乗せると小ささがわかりますね。

 

 

 

お花や青い実はこちらから

 

 

 

 

千葉では準絶滅危惧種(2021年)ですが、大阪ではレッドデータに載ってないようですね。

 

 

 

 

では、では、百舌鳥古市古墳群の旅・最終日が始まります。

 

レンタサイクルの開始時間まで30分もあるので、土師の里駅付近の古墳を徒歩で見ることにしました。

 

 

 

 

 

鍋塚古墳 

 

一辺63m、高さ7mの方墳

 


発掘調査が行われていないため、埋葬施設や副葬品等は明らかでない

 

しかし

 

円筒埴輪列や葺石があることが分かっている

 

 

また、墳丘の表面では家・衣蓋・盾・靫形などの形象埴輪の破片が見つかっている

 

 

 

 

 

 

一体化して見えますが、手前が鍋塚古墳、奥の木が茂っているのは仲姫命陵古墳です。

 

 

仲姫命陵古墳の陪塚

 

類似の埴輪が出土している

 

 

 

 

 

 

仲姫命陵古墳は午後から行くので、線路の反対側へ。 

 

 

 

 

 


唐櫃山古墳    

 

墳丘長59mの帆立貝式前方後円墳

 

二段構成

 

5世紀後半

 

 

古墳の北側に隣接する同時期の前方後円墳、允恭天皇陵(市野山)古墳の陪冢
 

 

 

 

 

墳丘の大部分が破壊されています。12号線から近鉄南大阪線の線路にかけて南東が後円部、北東が前方部になります。

 

 

 

 

 

周濠の形状は従来考えられていた盾形のものではなく、前方部に向かって狭まる形状

 

堤に落ち込みが見られず、墳丘北側にある允恭天皇陵古墳の堤に取り付くように築造された

 

 

 

1段目斜面の葺石は前方部側でのみ、後円部には葺いていなかったものと考えられる



後円部の1段目に円筒埴輪列

 

他に朝顔形埴輪、家型埴輪、鶏形埴輪が出土

埴輪は土師質のものと須恵質のものがあり須恵質のものが目立つ

 

円筒埴輪は市ノ山古墳外堤のものと共通する特徴を持ち、共通の埴輪窯から供給されていた可能性が指摘されている


 

 

 

後円部の竪穴式石槨から刳抜式家形が出土

 

石棺は、阿蘇溶結凝灰岩製で全長約2.4m、近畿地方の家形石棺の中では最古相
 

内部はすでに盗掘を受けていたが、棺内からは多数のガラス小玉や丸玉が、棺外からは金銅製三輪玉・鹿角刀装具・刀剣・鉄鏃・2領の三角板鋲留短甲、馬具などが出土した
 


 

 

 


 

去年の10月に現地説明会があったそうですね!北側から造出しが見つかりました。

 

私が訪れたのは2021年12月でした。この写真だと、ちょうど真ん中あたりから造り出しが出たみたいです。

 

 

 

 

 

 

允恭天皇陵古墳 (市ノ山古墳)

 

墳丘長227mの前方後円墳

 

前方部の高さ23.3m、後円部の高さ22.3m

 


宮内庁により「惠我長野北陵」として允恭天皇の陵に治定

 

 



 

 

二重の周濠

 

 

唐櫃山古墳の北側の調査で、

 

允恭天皇陵古墳の堤から堤上面に敷石が確認された

 

 

 

 

 

濠から円筒埴輪、形象埴輪が出土


5世紀後半


 

 

 

 

 

ん~、どうしようかな?

 

東にある宮の南塚古墳から、北にある允恭天皇陵古墳の拝所へ行こうかな?

 

そろそろ9時になるから、レンタサイクル所に行こうかな?

 

 

 

 


 

ん~、どうしようかな?



 

 

と、悩んだけど、レンタサイクル所に行くことにしました。