東国三社めぐり~鹿島神宮2~ | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

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奥の宮

 

御祭神    武甕槌大神荒魂

 

 

 

 

 

 

 

1605年に徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に、現在の本殿の位置に本宮として奉納

 

その14年後、新たな社殿を建てるため本殿をこの位置に遷した。

 

 

 

 

 

 

石棒で大ナマズの頭尾を刺し通しているのは?

 

 

 

 

 

 

山の宮

 

そこに祀られているのが・・・

 

 

 

 

 

要石

 

小さいです💦

 

 

地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。

 

水戸の徳川光圀公がどこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩にわたって掘らせたものの、いつまで経っても辿り着くことができなかったばかりか、怪我人が続出したために掘ることを諦めた、という話が黄門仁徳録に記されています。

 

 

この要石は香取神宮の要石と繋がっているといわれます。鹿島が大ナマズの頭を押さえていて、鹿島が尾を押さえているとか。石の形状は、鹿島が凹で香取が凸です。

 

 

 

 

「太々御神楽」の石碑

 

裏には「安永五(丙申)歳在五月吉祥 大禰宜中臣朝臣真親」とあります。安永五年は1776年ですね。

 

「中臣朝臣」の文字に萌えます💕

 

 

 

要石はもともと磐座だったのでしょうか?昔はここで「太々御神楽」が行われていたという碑なのかしら?

 

 

 

 

 

 

来た道をもどり、奥宮から反対の道へ。坂が続きます。

 

 

 

 

アリドオシを見つけました。こんな立派なアリドオシははじめて見ました。


「一両」の名で縁起物として、庭に植えられることもあるそうです。でもトゲに注意してくださいね。

 

 

 

 

 

御手洗池

 

 

古くは西の一の鳥居がある大船津から舟でこの地まで進み、潔斎をしてから神宮に参拝したといわれます。
 

 

 

 

 

 

水深は1mで、水底が一面見渡せるほど澄んでいます。

 

子どもが入っても大人が入っても同じ胸の高さに水面がくることから、七不思議の一つに数えられています。

 

 

 

 

 

1日に40万ℓ以上水が湧き出ていて、池には南崖からの湧水が流れ込んでいます。

 

 

 

 

 

 

大黒社

御祭神:大国主命


明治以降に鎮座された比較的新しい社

 

夏越祓の日、西瓜を供えて参拝する習わしがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また来た道を戻り楼門を出ると、右手に鳥居がありました。

 

 

 

 

 

熊野社

 

御祭神:伊弉諾命・事解男命・速玉男命

 

 

 

 

 

 

祝詞社

 

御祭神:太玉命

 

 

 

 

津東西社

 

御祭神:高龗神・闇龗神

 

 

 

 

 

須賀神社

 

御祭神:素盞鳴尊

 

 

 

 

 

 

遙拝所

 

摂社の坂戸社・沼尾社は離れた場所にあるため、遥拝所があります。

 

 

 

この後は、常陸風土記に

 

天の大神の社、坂戸の社、沼尾の社、三処を合せて、

 

惣べて香島の天の大神と称ふ

 

と書かれている、坂戸神社と沼尾神社へ向かいます。