名札がついてる! | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

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お天気がいいですね。ライムギが青空に映えます。

 

 昨日の続き、東京都薬用植物園です。薬用植物がたくさんありましたよ。お花が咲いている子だけ紹介しますね。



 

 

ヒロハセネガ

 

 

生薬名・・・セネガ(去たん)

 

 


ネイティブアメリカンは、根をガラガラヘビに噛まれた際につかいました。が、解毒作用については,科学的な立証はなされていないようです。


 サリチル酸メチル、いわゆるサロメチールのにおいがするそうです。嗅いでみればよかった💧

 

 

 

ウラルカンゾウ

 

生薬名・・・カンゾウ(滋養・調和・緩和・消炎・去痰)

 

甘味があり、およそ7割の薬方に配合されています。

 

 

 

 

 

カイケイジオウ

 

生薬名・・・地黄(強壮、解熱)
 

漢方薬でよく聞く名前ですが、花を見たのは初めてです。

 

 

 

 

 

アカヤジオウ

 

カイケイジオウとよく似ています。パッと見た所、葉の特徴がちがうかなーって感じです。

 

これも地黄として扱われます。

 

 

 

 

 

 

 

マオウ

 

生薬名・・・麻黄(鎮咳、去痰、気管支拡張)

 


 

マオウには、ドーピング検査の規制物質に指定されているエフェドリンという成分が含まれています。

 

葛根湯にも含まれていますので、スポーツ大会に出る時は気をつけた方がいいですよ!

 

 

 

ハマビシ

 

生薬名・・・シツリシ(利尿・消炎、止痒、目の疲れの回復)
 

 

名前の通り浜に生えるのですが、浜の環境破壊により数が減ってきているそうで、絶滅危惧IB類に指定されています。

 

 

 

 

 

セイタカナミキソウ
 

背の高いタツナミソウかとおもったら、やはりタツナミソウ属でした。

 

生薬名・・・半枝蓮(抗炎症、抗菌、解熱)


元々民間薬として有名だったらしいですが、抗がん剤としての効果があるそうで研究が続けられています。

 

 

 

 

イブキトラノオ

 

生薬名・・・拳参(下痢・口内炎)

 

 

 


 

 

クマツヅラ

 

生薬名・・・馬鞭草 (消炎・止血、通経・下痢)
 

 

「クマツヅラ科の○○」と名前はよく聞くのですが、本人に会うのは初めて!

 

 

 

ニンジンボクもクマツヅラ科です。花が似ていますね。

 

 

 

 

 

ムラサキウマゴヤシ

 

 

これ、スプラウトの状態でスーパーで見かけるアルファルファなんですよ!

 

発酵(腐敗)した地上部に含まれるクマリン二量体「ジクマロール」をもとに、ワルファリン(抗血液凝固薬)を合成します。

 

 

 

 

 

オオジシバリに名札がついてる‼️


写真はありませんが、セントウソウにも名札がついていました。


なんだか嬉しいな。薬用植物園なのに、雑草と呼ばれる子達も名札がついてるなんて。