私自身、自閉症スペクトラムとADHDの診断済みで、8歳の自閉症＋ADHD＋学習障害(LD ディスグラフィア)の息子と、
6歳の息子を育てるワーママです
学習支援業の事業主をやっています
【今回はこちらの続きです↓】
保育園時代の私についてだが、
4歳、5歳くらいのころには、
【人と仲良くしてみたいが
なかなかうまくできない】
という自分に葛藤していた。
もう既にそのころには
『自分はなんだか周りと違う』
と気づいていたんだ。
保育園も年長くらいになると
女子のリーダー格のような子が出てきて、
クラスの中心になるような
女子グループが出てきていた。
私はどこにも入れない。
私なりに
頑張って入ろうとするんだけど、
仲良くするためにはどうしたらいいのかが
全くわからなかった。
人はなぜ、
ああにも自然に
友達同志になれるのだろう？
と不思議だった。
私のいた保育園では、
年長クラスになると、
小学校就学を見据えて
【おとうばん】活動と言うものがあった。
おとうばんの仕事のひとつに
給食当番があったのだが、
私はこれが大変苦手だった。
私は、自分が給食当番なのに
給食の準備に行けず、
教室の中をひとりでフラフラしていたのだ。
今思うと、周りを見ながら
自分で判断することが
難しかったのだと思う。
自分では「何かしないと！」と
思っているのに、
思っているだけでは
周りに伝わらないのだが、
自他の境界線が薄いと、
【自分の思っていることは
相手も思っているだろう】と
無自覚のうちに刷り込まれており、
だからこそ、
言葉で自分の思いを伝えようと
言う気持ちが生まれてこない。
保育園のなかで、
係の仕事をやらない私は、
『またサボっている
』とか、
『楽しようとしていてずるい
』と
周りの子どもたちから言われ、
保育士さんも、
「係でしょう？サボったらダメよ」
と
私に叱るのみ。
あの頃に、
「私にはいま、何をする時なのか
わからなくなるときがあります。
決してサボろうとしているわけではないのに
誤解されやすいと思いますが、
そんな時には
【〇〇ちゃん、今、これをやって】と
具体的に指示をしてくれた方がありがたいです」
と言えていたらどんなによかっただろう…
と思うけど、
子どもがこんなに自分の困り感を話すことは
難しいことですよね
保育園時代の私は、
「自分が何をしていいか
周りを見てもよくわからず、
フラフラしてしまう」
という困った行動をしていたにも関わらず、
【本人は係が嫌でサボっている】という
labelingをされてしまっていたため、
小学、中学、高校、
そして大学も社会人になってからも…
似たような誤解を繰り返し
受け続けることになります。
給食当番だけではなく、
学校行事の自由練習や、
学校祭の準備、
体育の自由時間などなど…
私が【自由時間】が苦手だったのだと
気づくのは、
もっとだいぶ後になってから。
与えられた仕事は
まっすぐ真面目にこなす自分には、
「サボる」という感覚がなかった。
しかし、、周りから与えられた自分のイメージは
仕事をやらないサボり魔
のイメージ。
そのイメージばかり
独り歩きしていって、
本当の自分には誰も気づいてくれない。
生まれてから、
ほんの5、6年で、
私はこんなことを思っていたんだった。
【つづく】
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