UK Chart 10/20 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

UK Chart 10/20

Single Chart


1(1) : Strangers / Kenya Grace (2 Weeks)
2(2) : Prada / Casso,Raye,D-Block Europe
3(3) : Greedy / Tate McRae
4(7) : Water / Tyla
5(11) : Baddadan / Chase & Status,Bou,Flowdan *
6(9) : Disconnect / Becky Hill,Chase & Status
7(10) : Asking / Sonny Fodera,MK,Douglas
8(13) : My Love Mine All Mine / Mitski
9(12) : Paint The Town Red / Doja Cat *
10(5) : IDGAF / Drake f.Yeat
* Top10再登場

11(14) : Get Him Back / Olivia Rodrigo
18(28) : Stick Season / Noah Kahan
31(-) : Darkside / Bring Me Horizon

Kenya Graceの「Strangers」が2週目の1位を獲得しています。

 

 

日本は三重県出身でニューヨークで活動しているMitskiことMitsuki Laycockの「My Love Mine All Mine」が7位に入ってきました。Mitskiにとっては初のTop10入りとなりますが、曲はLana Del Reyのようなオールディーズの雰囲気漂うポップバラードで、メロディが美しく心に染み入ります。Spotifyの状況を見ているとさらなる大ヒットの可能性が高そうです。


My Love Mine All Mine / Mitski

Album Chart


 

1(-) : Sick Boi / Ren
2(-) : Are We There Yet / Rick Astley
3(1) : For All The Dogs / Drake
4(-) : Something To Given Each Other / Troye Sivan
5(-) : Paint My Bedroom Black / Holly Humberstone
6(3) : Guts / Olivia Rodrigo
7(-) : The Darker The Shadow The Brighter The Light / Streets
8(Re) : The Dark Side Of The Moon / Pink Flyod
9(-) : Ace Are High / When Rivers Meet
10(6) : The Highlights / The Weeknd

17(-) : The Place We Used To Meet / Scouting For Girls
25(-) : Crazymad For Me / CMAT
29(-) : Sanguivore / Creeper
30(-) : Be Lucky / Death Of Guiter Pop

年末ということで7枚がTop10に入ってきています。
1位はWelsh出身のラッパーRenの2枚目のアルバム『Sick Boi』が初の全英1位を獲得しています。シングルチャートこそ目立ったものはないもののアルバム18曲で12曲がシングルカットされています。Renは健康に障害があり、それがアルバムのタイトルでもありますが、ラッピンはEminemのようで、どの曲も違ったアプローチで、確かに充実した作品です。


Sick Boi / Ren
Illest Of Our Time / Ren

2位にはKylie Minogueとともに80年代後半にユーロビートで大活躍したRick Astleyの9枚目のアルバム『Are We There Yet』が入っています。90年代以降はソウルシンガーとして活躍していましたが、カットされた「Never Gonna Stop」や「Golden Hour」以降のラインナップは確かに70年代ソウルっぽい雰囲気たっぷりです。一方で自身もギターを弾く「Dippin My Feet」や「Letting Go」はギターポップで、充実したアルバムになっています。


Dippin My Feet / Rick Astley
Never Gonna Stop / Rick Astley

4位には南アフリカはヨハネスブルグで生まれ、オーストラリアで活動する俳優、シンガーソングライターTroye Sivanの3枚目のアルバム『Something To Give Each Other』が入っています。オープニングで先行シングルの「Rush」はダンストラックですがこれまでのダンストラックとは違ったグルーブ感があり、最新カット「Out Of Your Girls」はThe Weekndっぽいシンセトラックと充実した作品になっています。


Rush / Troye Sivan
Out Of Your Girls / Troye Sivan

5位にはイングランドはGrantham出身のシンガーソングライターHolly Humberstoneのデビューアルバム『Paint My Bedroom Black』が入っています。Girl In RedやOlivia Rodrigoのオープニングアクトに使われるなど知名度を上げていました。曲はポップロック、シンセポップといったところで、ちょっとしわがれた感じの声が良い感じです。


Into Your Room / Holly Humberstone
Antichrist / Holly Humberstone

7位にはMike SkinnerのプロジェクトThe Streetsの6枚目のアルバム『The Darker The Shadow The Brighter The Light』が入りました。エレクトロダンスミュージックにラップを乗せた「Trouble Waters」がカットされています。


Trouble Waters / The Streets

 

 

9位にはイングランドはEssexで結成されたブルースロックバンドWhen Rivers Meetの『Aces Are High』が入りました。アルバムジャケットが渋くてかっこいいですが、このバンド女性voのGrace Bondがとにかくイイ!です。ブルースということでLed Zeppelineあたりを彷彿とさせます。


Aces Are High / When Rivers Meet
Infected / When Rivers Meet
Seen It All Before / When Rivers Meet