UK Chart 3/27 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

過去と現在の洋楽シーンをチャートデータをもとに紹介するページ(週一更新予定)

UK Chart 3/27



Single Chart

Roses (Imanbek Remix) [Explicit]/
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1(1) : Roses / Saint Jhn (2 Weeks)
2(2) : Blinding Lights / The Weeknd
3(4) : The Box / Roddy Ricch
4(5) : Lonely / Joel Corry
5(7) : Physical / Dua Lipa
6(6) : Don't Start Now / Dua Lipa
7(8) : Say So / Doja Cat
8(3) : Rain / Aitch f. AJ Tracey,Tay Keith
9(10) : Intentions / Justin Bieber f. Quavo
10(9) : Godzilla / Eminem



11(17) : Boyfriend / Mabel
17(-) : In Your Eyes / The Weeknd



The Saint Jhnの「Roses」が2週目の1位を記録しています。Streamingsが7.4Mで、Streamingsと実売を換算したUnitsは60,000Unitsを記録しています。



Album Chart

After Hours/The Weeknd
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1(-) : After Hours / The Weeknd
2(2) : Divinely Uninspired To A Hellish Extent / Lewis Capaldi
3(-) : I Am Not A Dog On A Chain / Morrissey
4(6) : When We All Fall Asleep, Where Do We Go ? / Billie Eilish
5(7) : Fine Line / Harry Styles
6(Re) : All The Hits & All Neew Love Songs / Kenny Roggers
7(11) : No.6 Collaboration Project / Ed Sheeran
8(10) : Heavy Is The Head / Stormzy
9(-) : The Joy Of The Return / Slow Readers Club
10(-) : Is It Any Wonder / David Bowie



カナダ出身のR&BシンガーソングライターThe Weekndの『After Hours』が1位に輝いています。Streamingsと実売を換算したCombined Salesは26,000Unitsを記録。The Weekndにとっては2015年の「Beauty Behind The Madness』に続く2枚目の1位となりました。アルバムはシンセサイザーを使った80年代前半のようなサウンドがメインになっています。シングル2曲以外にもポップな曲が目白押しですが、個人的には3曲目の「Hardest To Love」、4曲目「Scared To Live」がThe Weekndらしくないストレートなメロディで驚きました。これまでとまた一味違ったアルバムになっています。


Hardest To Love / The Weeknd
Scared To Live / The Weeknd



3位にはMorrisseyの『I Am Not A Dog On A Chain』が登場。6位には訃報のあったカントリーシンガーKenny Rogersのベスト、9位にはマンチェスターで結成されたインディーバンドThe Slow Readers Clubの『The Joy Of The Return』が、10位にはDavid Bowieの未発表曲EP『Is It Any Wonder ?』が入りました。



20(-) : 3.15.20 / Childish Gambino
25(-) : Plead The 5th / Young T & Bugsey
30(-) : Conan Gray / Kid Krow



■ 3.15.20 / Childish Gamibino



20位に突如発表されたChildish Gambinoの『3.15.20』が入っています。2018年のGrammy賞Album Of The Yearに『Awaken My Love』が、Single Of The Yearに「RedBone」がノミネートされ、2019年のGrammy賞では全米1位を獲得した「This Is America」がRecord of The YearとSingle Of The Yearを獲得。しかもこの時には次のアルバムがラストアルバムというアナウンスまであって、これほど注目を集めていたアルバムもなかったわけですが、それがいきなりリリースされました。アルバムタイトルは無く、発表日の『3.15.20』がタイトルのようになっていて、曲名も2曲目「Algorhythm」と3曲目の「Time」以外はなし。恐ろしいほどそっけない感じです。


曲それぞれがポップで、キャッチーである一方で、Interludeが曲間にあってまるでアルバム全体で1曲のような感じです。曲調もあるのかPrinceの『Parade』のような感じもしますが、独特なのはよくあるR&BのInterludeとは違い、Pink Flyodの初期のアルバムのような繋ぎで、プログレっぽさも感じました。


2曲目「Algorhythm」はZhaneの「Hey Mr DJ」をサンプリングしているダンストラック。3曲目「Time」はAriana Grandeが参加。4曲目「12.38」は21 SavegeとKadhja Bonetがフューチャーされています。10曲目の「42.26」はもともと「Feels Like Summer」という名前で公開されていた曲です。11曲目「47.48」にはChildish Gambinoの子どもも参加しています。ラストの12曲目まで57分、起伏も交えながら一気に聞かせてしまいます。もう10回以上通して聴いていますが、年間ベストに入ってきそうな力作だと思います。


Alogorhythm / Childish Gambino
12.38 / Childish Gambino
42.26(Feels Like Summer) / Childish Gambino