「自分は運がいい」と言う人の話をよく聞くと
実際に人よりも良い思いをたくさんしているというよりは
「運がいいと感じるイベントをよく覚えている」なんてことが
あったりします。
反対に
「私仕事がなにもできないんです」と言う人の話を聞くと
実際は何もできないわけではなくて
「できなかったことをよく覚えている」だけだったりすることもあります。
人は、ある程度情報を選択することができるんです。
人混みの中でも友人の話が聞き取れるように
目の前のことに集中すると周囲の景色が見えなくなるように
「私はこうだ」と思っていると、「私がこうである証拠」ばかりが不思議と記憶に残っていく。
この力を逆に利用して幸せになろう、という考え方から派生したのが、俗にいう「引き寄せの法則」なのかもしれませんね。
「私は運がいい」と思うことで幸せになれるならそれもアリか…?なんて思いますが、自分をダメにする思い込みは、どうでしょう。
「私は必ず失敗する」
「私が始めたことはうまくいかない」
「私は集団の中で浮いてしまう」
「私は自分をコントロールできない」
こんな思い込みを強めていくうちに
失敗談とかショックなことばかり記憶するようになったら
たまごが先か、ヒヨコが先か…みたいな話になりますね。
自分の中の暗示を解く、というのも
カウンセリングのゴールの一つだったりします。
※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。