昨日の続きです。
そもそも「反省」というのは
自分の行動や発言、考え方を振り返ることですよね。
つまり、ミスをしたときの反省とは
「同じミスを起こさない(もしくは起こしにくくする)」ことを目的に、ミスをしたときの自分や環境を振り返ったり、対策を考えることといえます。
どうでしょうか?こうやって文字にしてみると、なんだか「反省」ってすごくシンプルに思えませんか?
もし、朝バタバタするせいで忘れ物が増えるのなら、
「自分はつい時間ギリギリまで布団にこもってしまう癖があるぞ、これは良くないな」とまずは理解して
少し早く起きてみるとか、
夜に次の日の服を用意しておくとか、
起きられなかった日はお弁当作りをやめて持ち物確認を優先するとか、
そういうチャレンジをしてみればいいわけです。
(実際はそこまで単純な話ではないかもしれませんが、これはあくまで一例です)
自分の行動を振り返って
「これは良くないな」と理解することと、
「自分はなんでこんなにダメなんだ」と自責することは
似ているようで全く違います。
自分を責めすぎたり、他人のせいにしたくなる人は
「やってはいけないことをやってしまった」とか
「見たくない自分を見てしまった」というショックが大きすぎて
本来の「反省」の目的から思考が逸れてしまいます。
すると、現状を改善するよりも
自分にダメ出しすることや
誰かのせいでこうなった、と思うことに
意識が集中しすぎてしまって、建設的な考え方ができなくなり
結果的に、また同じようなミスをしてしまう、なんてことも起きやすくなるんです。
それじゃあ「苦しみ損」ですよね。
ただしくシンプルに「反省」が出来れば、私たちの行動や生活はよい方へ変わっていきます。
反省は、傷つくためではなく、前向きな人生のためにこそ必要なんです。
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