昨日の続きです。
人間関係やコミュニケーションが苦手で
自信がない人はどうするといいのでしょうか。
悩みを軽減したい場合
カウンセリングで人間関係やコミュニケーションの苦手意識を減らしたり、不安を取り除きたい時は、まず悩みのルーツや状況を一度整理します。
ここをしっかり確認することで、その人にとっての「悩みの意味」が見えてきます。
その人がその悩みを持っている意味が見えてくると、
・コミュニケーションのトレーニングをしたほうがいいのか
・不安感を軽減するワークをしたほうがいいのか
・そもそもトラウマの軽減を目指したほうがいいのか
…なんてことも少しずつ見えてきますよね。
方法はもちろんひとつとは限らないけれど、
こういう方法を普段のカウンセリングの中に取り入れていって
お悩みの軽減を目指します。
でも、実はもうひとつ
「あきらめる」
という選択肢もあるんです。
人間関係をあきらめる?
「あきらめる」という言葉を使うと
なんかすごくネガティブに思えるかもしれませんが、
私にとってはむしろ前向きで、小ざっぱりした選択肢です。
人間関係やコミュニケーションに悩んでいる方の中には
「よくよく考えると、別に自分は他人とコミュニケーションをそんなにとりたくないし、人間関係も多くなくていい。むしろ飲み会とか行きたくない!」
なんて方も一定数いらっしゃいます。
そう、人間関係やコミュニケーションがうまく出来ずに悩むことが嫌なだけで、「人間関係やコミュニケーションをとりたいか?」と聞かれると、意外と「NO!」な人もいるんですよね。
こういう方の場合は、悩みや不安は軽減しつつも
「人間関係やコミュニケーションをうまくやるのはあきらめるか~」みたいな割り切り感を持った方が、案外生きやすくなったりもするんです。
だって、その人が生きやすくなるのなら、別に人間関係やコミュニケーションが得意だろうが不得意だろうが、本当はどっちでもいい。
人間関係やコミュニケーションがうまく出来ないと自分は生きづらいはずだ、という固定観念の方が、むしろその人を生きづらくさせている可能性だってあるんです。
だから、悩みはいつでも解決しなきゃいけないわけじゃない。
「あ、この悩みを持つこと自体、自分にはそんなに必要ないじゃん!」と気づくことの方がよっぽど大事な時も、実はあったりします。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。