「生存者の罪悪感」サバイバーズギルトについて① | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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過酷な環境下で生きのびた人のことを

「サバイバー(生存者)」

と呼びます。

 

 

たとえば事故や大きな災害を経験した人をそう呼ぶこともありますし、

 

病気と闘いながら生きている方について「がんサバイバー」なんて言ったりもします。

 

家族関係においては、「毒親サバイバー」という言葉も出てきましたね。

子供の頃に虐待(もしくはそれに近い状態、身体的な被害が出ているかはあまり関係ありません)を受けながら育った人のことを毒親サバイバーと呼んだりします。

 

 

そんなサバイバーたちが抱える苦しみのひとつに

「サバイバーズ・ギルト」

と呼ばれるものがあります。

 

 

 

そのまま訳すと「生き残った者の罪悪感」。

過酷な状況を生き延びた人が、同じようなつらさを抱えて助からなかった人に対して抱く複雑な感情のことを指します。

 

少しイメージしやすいのは、大災害の中で身内や大事な人がなくなってしまって「自分だけが助かってしまった」というあの感覚。

 

そんな体験がない人でさえ、考えるだけで心にうっとくる感覚が起こります。

 

ここではひとつの例として災害を取り上げましたが、

このサバイバーズギルトの感覚は、もっと身近なところでも起こりうるものなんです。

 

続く

 

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