「完全で永遠の幸せ」ってあるのかな | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

嫌なことや苦しいことにはいつまでも慣れないのに、

少しの幸せにはあっという間に慣れちゃうのが人間です。

 

もともとはこんなにあった「苦しみ」が↓

 

 

こんな感じで次第に少しずつ解決されていくと…↓

 

 

最初は「楽になったかも」と思えるけど、

時間が経つにつれて「楽になったこと」よりも「まだ残っているつらさ」が気になるようになってしまう。

 

そこからまた、なんやかんやあって

もっと苦しみが減ったとしても…↓

 

 

やっぱり、楽になったとか幸せになったという感覚はすぐ慣れて、気が付くと

 

「まだあれもこれも苦しい」

「楽になってない」

 

なんて思ってしまう。

 

そんなことを繰り返しているうちに、

私たちの中にある「こうなったら文句ないのにな」という幸せの基準はどんどん上がって

 

もしかしたら、最後には「完全で永遠に損なわれることのない幸せ」を望むようになるかもしない。

 

そんなものはないんですけどね。

 

苦しみや痛みに敏感であるように出来ている私たちが

慣れた幸せに満足し続けるのは、実際なかなかむずかしいけど、

 

完全な幸せとか

苦しみが一つもない状態とか、

 

そういう至上のものだけを求めるようになったら

さぞ苦しいだろうなあ、自分に対して酷だよなあ、と思うんです。

 

苦しみから抜け出したいと思う気持ちが、逆に足かせになったらつらいよな、と。

 

だから、

「何かをしたらさらに楽になれるかも?」という工夫と

「昔に比べてすごく楽になったなあ!」の満足を

同時に感じることができたら、結構いいのかも。

 

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