嫌なことや苦しいことにはいつまでも慣れないのに、
少しの幸せにはあっという間に慣れちゃうのが人間です。
もともとはこんなにあった「苦しみ」が↓
こんな感じで次第に少しずつ解決されていくと…↓
最初は「楽になったかも」と思えるけど、
時間が経つにつれて「楽になったこと」よりも「まだ残っているつらさ」が気になるようになってしまう。
そこからまた、なんやかんやあって
もっと苦しみが減ったとしても…↓
やっぱり、楽になったとか幸せになったという感覚はすぐ慣れて、気が付くと
「まだあれもこれも苦しい」
「楽になってない」
なんて思ってしまう。
そんなことを繰り返しているうちに、
私たちの中にある「こうなったら文句ないのにな」という幸せの基準はどんどん上がって
もしかしたら、最後には「完全で永遠に損なわれることのない幸せ」を望むようになるかもしない。
そんなものはないんですけどね。
苦しみや痛みに敏感であるように出来ている私たちが
慣れた幸せに満足し続けるのは、実際なかなかむずかしいけど、
完全な幸せとか
苦しみが一つもない状態とか、
そういう至上のものだけを求めるようになったら
さぞ苦しいだろうなあ、自分に対して酷だよなあ、と思うんです。
苦しみから抜け出したいと思う気持ちが、逆に足かせになったらつらいよな、と。
だから、
「何かをしたらさらに楽になれるかも?」という工夫と
「昔に比べてすごく楽になったなあ!」の満足を
同時に感じることができたら、結構いいのかも。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。