このシリーズもいよいよ終わりが近づいてきました。
昨日の続きです。
さて、エリク・H・エリクソンというアメリカの発達心理学者は、人生を8段階に分けて考えました。
それがこんな感じです。
①乳幼児期(~1歳半)
②幼児前期(1歳半~3歳)
③幼児後期(3~6歳)
④学童期(6~13歳)
⑤青年期(13~22歳)
⑥成人期(22~40歳)
⑦壮年期(40~65歳)
⑧老年期(65歳~)
それぞれの段階には「課題」があります。
そしてどうやらこの課題をうまく克服できるとイイものが手に入るらしいのです。
前回は⑥成人期について書きました。
今日は⑦の壮年期ですね。
40歳ころを過ぎると、まだまだ元気はあるものの、
少しずつ精神的にも体力的にも「落ち着き」がやってきます。
仕事をしている人は部下の育成や教育に携わったりする機会も増えるでしょうし、
子育てをしている人も、だんだん子供だけに集中しなくてもよくなってくる人が増え始めますね。
この壮年期の時期は、一般に「自分の知恵や術を下の代に伝えていく時期」とされています。
伝えると言っても、一方的に押し付けるという意味ではなく、下の世代とほどよく交流を持ちつつ、自分が得たものを渡していくようなイメージですね。
自分よりも下の世代とのかかわりがあることで
年を取っても考えが凝り固まらずに、また自分にばかり意識が向きすぎずに生きていくことができます。
何歳になっても第一線にいる人生もよいですし、
こうやって下の代の世話をしていくことが自己の人生をよくすることもあります。
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