「大人になる」って何だろう? | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

子供のころ、私たちは紛れもなく世界の中心にいました。

 

自分の目から見えるものが世界の全てで、

気になったものにはすぐ手を伸ばし、

自分のことを王子様とかお姫様だと思うこともできました。

 

そしてそこに、ほめてくれる親がいたり

勉強や運動が得意だったり

コミュニケーションが上手だったりすると

その小さな理想の世界の中で、「自分はすごいぞ」という自信を持ち続けることもできます。

 

だけど、たいていの人は何かのきっかけで

その「理想の世界」が壊れ始める体験をします。

 

誰かに何かを指摘されて。

なんでも思い通りにはいかないと知って。

自分よりもすごい人がたくさんいると気が付いて。

 

そういう、

「私は王子様・お姫様じゃないんだ」

「たいしたことないんだ」

という特別感の消失は、やっぱり苦しいものです。

 

でも、大人になるというのはこの「特別感の消失」が大切だったりします。

 

「なんでもできるわけではない
完璧にこなせるわけではない
自分は大勢いるうちの一人」

 

これを受け入れることで、初めて人は

「じゃあ、自分なりにこれからどう生きていこう?」という等身大の模索を始めるんです。

 

この等身大の模索をすることができるからこそ、私たちは幼少時に想定したよりもだいぶ広くて大きな世界の中で、多少苦労をしながらも、ちゃんと自分を生かしていく道を見つけていく。

 

これが、大人になる過程で起きることです。

 

 

続きます

 

 

 

 

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