「仕事辞めたい」が「まあいいや~」に変わったら | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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開設から16年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

例えば、毎日

「仕事が不安、上司が怖い、もうやめたい」と思いながら働いている人が、

「あ~今日も疲れた~風呂入って寝るか~」位の気持ちで仕事から帰ってこられるようになったら、人生ってものすごく変わると思っています。

 

「人生が変わる」と言われると「毎日が幸せでなんでもうまくいく」というイメージをしてしまいそうになりますが、実際にはそんな世界がひっくり返るようなことはほとんどなく、むしろ極めて些細な変化の積み重ねが「生きやすさ」を支えています。

 

だから、「仕事がつらい」人の目指すゴールは、「仕事って最高!」ではありません。

(たまにそうなる方もいますが、少数派です)

 

仕事のことを考えて鬱々とする時間が減ってきた、とか

上司に怒られてもあんまり気にならなくなってきた、とか

自分に向いてる仕事が分かってきたから転職する、とか

 

心の中を占領する「悩みのサイズ」が小さくなっていって、「その程度のサイズなら、共存しても構わないよ」と思えるくらいになるのが一つのゴールだと思っています。

 

心の中に余裕が出来れば自然と新しい風が吹きますから、

「つらい」が「最高」に変わらなくても人生は変わっていくし生きやすくなっていきます。

心に余白を持つことで、私達は自由になっていくんですね。

 

 

そしておそらく、不安が何にもない人生って存在しません。

どんな風に生きていても、どんな風に恵まれていても、必ず不安はどこかにある。

不安は命を守るシステムでもあるからです。

 

だから不安は抹消するんじゃなくて、なるべく小さく軽くして、扱いやすい形にします。

 

「仕事辞めたい」を「今日も疲れたな~」程度まで小さくできたらすばらしい。

自由な時間にも嫌な記憶を思い出して頭を抱えたり、ストレスの反動でたくさん食べてしまったり、大事な人につらく当たってしまったりすることが減っていきます。

 

そしたら、自分を責めなくなる。

自分を責めなくなると、自分に味方(自分自身)がいなかったことに気が付いて、ちゃんと自分を見てあげられるようになります。

 

そして、だんだん精神が落ち着いてきて、今まで出来なかったことが出来るようになると、今度は「出来ない」んじゃなくて「出来ない状態だった」事が分かってくるので自分を大切にしようと思えます。

 

魔法の杖を一振りするような華やかさはありませんが、着実に自分の内側が輝いていくのが分かります。

 

 

人生を変えるのに、世界を180度回転させる必要はないんでしょうね。

人に話すにはちょっと物足りないような、そのくらいの内面の変化が、後に大きな人生の変化をもたらします。

 

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