悩みがどうなったら「解決」なの?① | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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誰にでも、多かれ少なかれ悩みはあると思うのですが、

 

悩みがどうなったら「解決」なんだろう?

 

…ということを考えてみたことはあるでしょうか?

 

 

「悩みが解決する」には2つのパターンがあります。

 

1つは、

「悩みの元となる問題自体がなくなるか、もしくは軽くなること」

 

そしてもう1つは、

「悩みの元となる問題はあまり変わらないが、気にならなくなる」

 

です。

 

たとえばここに、「部屋の片づけが苦手」という悩みを持った方がいるとしますね。

 

先ほどの話でいくなら、この場合のお悩み解決としては

 

①片付けられるようになる

②片付けられないことをそこまで気に病まない

 

の2種類があることになります。

 

もしかしたら、「②じゃ解決したことにならない」と感じるかもしれません。

 

でも、「事実」と「事実に対してどのくらい悩むか」は別問題。

 

片付けが苦手という事実は「部屋が散らかる」という状態を作り出すかもしれませんが、

 

それに対して

 

「別に部屋なんて汚くてもいいのよ、人が来た時だけきれいにすればいいし、1人で暮らす分には不便もないしね!」

 

…と考えている人は、「片付けが苦手」なことも、「部屋が散らかる」ことも、別に悩みになりません。

 

「ちゃんと出来ない自分が嫌になるし、散らかった部屋で過ごすのはストレスだし、この先結婚なんてしたらズボラがバレて引かれるかも」

 

と思った時に、「片付けが苦手」ははじめて悩みになります。

 

だからこそ、「解決」には2種類あるんですね。

 

片付け能力そのものが向上したり、

仕事で感じるストレスや苦痛が和らぐことで片付けをする心の余裕が生まれたりして、

実際に「片付けが出来るようになる」のが①の解決。

 

そして、

 

片付けは苦手なままでも、それによって自分を責めたり引け目を感じることが減っていった結果、

「片付けのことを悩まなくなる」のが②の解決です。

 

それでもやっぱり、

 

「片付けが苦手なままっていうのは良くないのでは?そういう自分を許すのもどうなの?」

 

と思う方もいると思います。

 

でも、面白いんですが、「片付けが苦手な自分を許す」ことが出来ると、たいてい少しは片付け能力もアップします。

 

続きます。

 

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