昨日の続きです。
悩みの解決には
「悩みの元となる問題自体がなくなるか、もしくは軽くなる」
「悩みの元となる問題はあまり変わらないが、気にならなくなる」
という2つのパターンがあるという話を書いてました。
そして面白いことに、「片付けが苦手な自分を許す」ことが出来ると、たいてい少しは片付け能力もアップしますよ~ということも書きました。
もちろんカウンセリングに「絶対」ということはないので
言い切ることはできません。
でも、多くの人は
片付けが出来ないことに(気持ちの面で)困っていないのなら、「片付けが出来なくて悩んでいます」とは言いません。
そこには必ず、片付けが苦手という事実に対する心理的なストレスや葛藤があります。
で、人の心は不思議なものでして、
「自分を責めれば責めるほど出来なくなる」
という現象があったりします。
誰にでも、「分かっているのに出来ないこと」ってあるはずです。
分かっているのに食べてしまう、とか
分かっているのに見てしまう、とか
分かっているのにサボってしまう、とか。
そういう時、きっとすごく後悔して自分を責めますよね。
なんでこんなことも出来ないんだ、と。
でも、その自責って意外と生かされてないと思いませんか?
あんなに自分にダメ出しをしたのに、また同じことをやってしまった、という経験がある人は多いはずです。
普通は、反省したり自分に罰を与えるのは「次は上手くやる為」だと思いますよね。
でも実は、心の仕組みが「逆」になってしまっていて、
「自分を責めるから出来ない」
状態になっていたりします。
こうなると、やるべきことはむしろ
「自分を責めにくい状態を作る」、つまり片付けの例でいえば「片付けが苦手な自分を許す」のが先になりますね。
「片付けが苦手」という事実に対して感じている心のストレスを取り除いていくと、案外片付け自体がちょっとできるようになったりもするものです。
冒頭に書いた2つの解決は、実はつながっているんですね~。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。