「自分だけが幸せになってはいけない」思考 | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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(若干昨日の続きです。)

 

 

問題を抱えている相手を変えようとあれこれ頑張ってしまう人の中には、

 

相手の問題は自分のせいなんじゃないか?

 

という不安におびえている人もいる。

 

 

「自分の育て方が悪かったから、

子供はこうなったのかもしれない」

 

「苦労させたお母さんを支えないと…」

 

「私のせいで彼はダメになっちゃったのかも」

 

そんなことを思うと、罪悪感でとても苦しいし、

 

目の前の相手に、自分の過ちをまざまざと見せつけられているような気もして、

 

自分が早くどうにかしないと、助けないと…と思ってしまう。

 

 

でも、どうにかしないと、と思って

相手に一生懸命出来ることをやりつくしても

問題は全然解決してくれない。

 

相手が全然幸せそうにしてくれない。

 

だから、せめてもの償いみたいに、

 

「自分は相手より先に幸せになってはいけない」

 

という思考回路に陥ってしまったりする。

 

でもそれは結局「相手が幸せになってくれないと、自分は幸せになれない」ことになるので、

 

苦しくて、相手をどうにかしようと頑張って失敗して、

 

相手と一緒に自分も地獄に落ちなきゃいけなくなる。

 

 

罪悪感があると、「自分だけが幸せになるなんてダメだ」という気持ちに取りつかれてしまうけど、

 

実際は逆で、

 

「私のせい」から卒業して、

自分がまず幸せにならないと

相手も自由になれなかったりする。

 

相手と自分の人生を地続きにしないこと。

 

相手が幸せになることを、自分の救いにしないこと。

 

「一人で勝手に幸せになってもいい」と思えることが、本当はだれにとっても大切です。

 

 

 

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