「良い人になれない」悩み | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

良い人になれない、と悩む方がいます。

 

例えば友人の結婚式に参加したとき、

結婚したくてもまだ相手がいない自分とつい比較して、

心の底から祝えない気持ちになってしまったり。

 

あるいは職場で、

忙しくて余裕がない時に話しかけてくる人に対して

ついついイラっとしてしまったり。

 

 

 

そのたびに

 

「性格の良い人になりたい」

 

「ちゃんと相手のことを考えられる人になりたい」

 

と思うんだけど、

 

そう思えば思うほど、なんだか自分の悪い部分が目についてしまって、どんどん「私って駄目だなあ」と落ち込んでしまう。

 

 

…これは、すごく「当たり前」なことなんです。

 

ここにオセロのイラストがあります。

 

 

 

 

ただこのイラストを見せられると、大体の人は、

 

「あ、オセロだな」

 

「黒負けてるな~」

 

くらいにしか感じません。

 

でも、誰かがこのオセロを見せながら

 

「黒いオセロを全部白にしたいんだよね」

 

とひとこと言うと、みんな黒の4枚に自然と意識が向きます。

そしてその黒いオセロがどこにあるのかをしっかり確認するんです。

 

 

 

性格の良い人になりたい、ならなきゃ、と思うのは、

 

黒いオセロを白にしたい、というのと同じです。

 

そう思うと、自動的に人は黒に目が行く。

 

だから自分の悪いところがどんどん見えてきて、

「自分はなんてダメなんだろう」と落ち込んでしまう。

 

それをやりすぎると、

自信ばかり失って、「良い人になる」どころか無力的になってしまうこともあります。

 

 

ああしなきゃ、こうならなくちゃ、は原動力にもなるけれど、

 

「そう思えば思うほど、ダメな自分に落ち込んでしまう」

 

なんて時は、

そう思う気持ちこそが、逆に自分をダメだと思わせているかもしれません。

 

*このブログは毎日19時に更新されます

 

カウンセリングルームまきびHP

 

Instagramも更新しています

 

 

当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら

 

佐藤楓カウンセリングHP

 

佐藤楓Instagram