外では「しっかり者」、家に帰ると「ダメ人間」① | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

開設から16年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

 2つの性格を持つ自分

 

「外にいるとき」と「一人で家にいるとき」のギャップに悩む方がいます。

 

分かりやすい特徴としては、

 

外(職場等)で出来ることが家では出来ない

人のためなら頑張れることが、自分のためだと頑張れない

朝グズグズしてたのに、会社に足を踏み入れると急に「仕事職人モード」になる

 

こんな感じでしょうか。

 

(これとは逆に、「一人だと意外となんでも出来るのに、外に出るとダメダメになっちゃう」という場合もあります)

 

 

ある場面ではキチッとてきぱき出来る大人な自分でいられるのに、

 

別の場面ではいろんなことが不安でだるくて、メソメソしがちな自分になる。

 

時と場合に合わせていろんな自分を演じるというのは、そこまで珍しい事ではありません。

 

でもそのギャップが大きくなると、生きづらさにつながります。

 

 

 それぞれの特徴

 

「外の世界にいるときの自分」

「一人で家にいるときの自分」

それぞれの特徴について、もう少し詳しく書きますね。

 

 

 

外の世界にいるときの自分

 

■嫌な仕事もてきぱきこなす

■リーダーのような立場に立ちやすい

(もしくは縁の下の力持ちと言われる)

■人間関係に大きなトラブルがない

■部下や周囲から尊敬されたり憧れられることがある

■期待されることが多い

 

会社に着いた瞬間、友達と会った瞬間などにスイッチが入って、明るくててきぱきした性格になります。

周囲から「そつなくこなす」「なんでもできそう」などとも思われやすいです。

 

多少つらい事でも「仕事だから」と割り切って取り組む大人な面があり、この性格でいられる時は自分でもあまり苦しさを感じずに済みます。

 

 

 

一人で家にいるときの自分

■一人だと片付けや料理が出来ない

■急に泣いてしまったりする

■恋愛がうまくいかなくて悩む

■体がだるくて何もしたくない

■深夜や早朝に不安や心配が強くなる

■SNSをだらだら見たりして深夜になる

 

外ではしっかり者をやっている割に、一人暮らしの家は散らかっていて料理も苦手だったりします。

疲れがどっと出て、何もしたくありません。

 

おしゃれや美容、健康、掃除なども、誰かのためなら頑張れるけど、自分のためとなるとどうにも力が入らないのでおろそかになりがちです。

 

外の世界ではうまくやれるのに、プライベートな恋愛は悩むことばかりという人も多くいます。

メンタルも不安定になりがちで、涙が出てきたり不安になって占いサイトを見に行くことも。

 

そして、こういう自分があまり好きではありません。

 

 

 

 ギャップがあるとどうなるの?

 

「外の世界の自分」と「一人でいるときの自分」のギャップが大きいと、

 

「誰かに助けを求められない」

 

「本来の自分がよくわからない」

 

こんな問題が出てきます。

 

一人でいるときに不安を感じていても、

仕事に行ったり人と会っている時は「明るいてきぱきモード」になるので、

 

「あれ?大丈夫かもしれない」

「私の問題はたいした問題じゃないかも!」

 

という気持ちになって、

人に相談したり助けを求める機会自体が減ってしまいます。

 

 

でも結局、一人になるとまた気持ちが沈んだり、

プライベートな部分はうまくいかなかったりして、悩みだらけの人間に逆戻り

 

夜や明け方にカウンセリングや占いを探して、「変わりたい」「助けてほしい」という気持ちが強まるのですが、

 

また外に出てしまうと「明るいてきぱきモード」に変わって「まあいいや」になってしまいます。

 

これを繰り返していると、

仕事や浅い人間関係はそこそこうまくやれるものの、

恋愛や自分自身の生活には悩みが増える一方になってしまいます。

 

続きます

 

*このブログは毎日19時に更新されます

 

カウンセリングルームまきびHP

 

Instagramも更新しています

 

 

当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら

 

佐藤楓カウンセリングHP

 

 

 

佐藤楓Instagram