母と子供の不安の連鎖① | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

例えば子供が就職したり、何かを買ったり、良いことがあった時、それを母親に報告すると

「それほんとに大丈夫なの?」

「そんなところで頑張れるの?」

と心配そうに言われる。

 

 

例えば子供が何かうまくいかなかった時、それを母親に相談すると、

「だから言ったじゃない」

と悲し気に言われてしまう。

 

 

あれ、おかしいな

私はただ、○○○と言ってほしかっただけなのにな…

 

と子供はもやっと考えるものの、

○○○に入る言葉がなんなのか、実はあまりイメージが出来ない。

 

 

 

心配性な女性を母親に持つと、子どもはほしい言葉をもらえずに、満たされないまま大人になってしまうことがあります。

 

そういう母のもとで過ごした「子」には、いつも嫌な予感がついて回ります。

どんどん自信を無くしていって、何かする前から不安が強くなるのです。

 

 

気が付くと子供の基準は全て母親になっていて、

 

この服着たらお母さんはなんて言うかな?

この仕事したらお母さんはなんて言うかな?

この人と結婚したらお母さんはなんて言うかな?

 

そんな気持ちがいつも頭をよぎるようになります。

 

なら母親がいない場所では自由かというと、

意外とそうでもありません。

 

上司の顔色を必要以上に伺ってびくびくしたり、

 

友だちのちいさな一言に深く傷ついたり、

 

営業や勧誘と分かっていてもきっぱり断れなかったり、

 

常に「誰かにとって自分は“良い”か?」を考えるから、一人だけで完結して満足できることがありません。

 

 

母と子供の関係は、あらゆる人間関係の中でも特に根が深いとされます。

それは子供にとって、母から受ける影響がとても大きいということ。

 

そしてその子供もいつか誰かの親になり、連鎖が起こります。

 

 

続きます。

 

 

 

*このブログは毎日19時に更新されます

 

カウンセリングルームまきびHP

 

Instagramも更新しています

 

 

当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら

 

佐藤楓カウンセリングHP

 

佐藤楓Instagram