例えば子供が就職したり、何かを買ったり、良いことがあった時、それを母親に報告すると
「それほんとに大丈夫なの?」
「そんなところで頑張れるの?」
と心配そうに言われる。
例えば子供が何かうまくいかなかった時、それを母親に相談すると、
「だから言ったじゃない」
と悲し気に言われてしまう。
あれ、おかしいな
私はただ、○○○と言ってほしかっただけなのにな…
と子供はもやっと考えるものの、
○○○に入る言葉がなんなのか、実はあまりイメージが出来ない。
心配性な女性を母親に持つと、子どもはほしい言葉をもらえずに、満たされないまま大人になってしまうことがあります。
そういう母のもとで過ごした「子」には、いつも嫌な予感がついて回ります。
どんどん自信を無くしていって、何かする前から不安が強くなるのです。
気が付くと子供の基準は全て母親になっていて、
この服着たらお母さんはなんて言うかな?
この仕事したらお母さんはなんて言うかな?
この人と結婚したらお母さんはなんて言うかな?
そんな気持ちがいつも頭をよぎるようになります。
なら母親がいない場所では自由かというと、
意外とそうでもありません。
上司の顔色を必要以上に伺ってびくびくしたり、
友だちのちいさな一言に深く傷ついたり、
営業や勧誘と分かっていてもきっぱり断れなかったり、
常に「誰かにとって自分は“良い”か?」を考えるから、一人だけで完結して満足できることがありません。
母と子供の関係は、あらゆる人間関係の中でも特に根が深いとされます。
それは子供にとって、母から受ける影響がとても大きいということ。
そしてその子供もいつか誰かの親になり、連鎖が起こります。
続きます。
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