自分よりも「いいもの」を持っている人がいると、自分のものと比べてしまうように、
自分の持っている「辛さ」も、ついつい他人と比べてしまう事があります。
「あの人も同じような境遇なのに、どうしてあんなに普通にしていられるんだろう」
とか
「もっと辛い人もたくさんいるはずなのに、どうして私はこのくらいの事が耐えられないんだろう」
とか。
一言で言うと、どうして自分ははこんなに弱いんだろう、ということかもしれません。
ここで、「本当にその人って弱いのか?」とか「弱さ、強さって何?」ということを考えてもいいのですが、論点のすり替えになってしまう事があるので、
ここでは、言葉どおりそのクライアントさんが「弱い」(少なくともクライアントさんはそう思っている)としますね。
どうして自分は弱いのか、という事を真面目に考えると、
たとえばそれは幼少時の親子関係だったり、
トラウマ的な出来事を経験していたり、
遺伝によって持っている性質だったり、
食事や睡眠の問題だったり、
持っている適性にあまりに合わない生活をしていたり、
と、いろいろ候補が出てきます。
そして、たいていの場合その理由は一つじゃない。
あなたが悩んでいる原因はコレ!と言えたらいいのですが、実際はいくつもの要因が重なり合っている事が多く、
だからこそ、「苦しいのに抜け出せない」気がしてしまいます。
明日のブログで、一つ具体例をお話しますね。
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