夜、な~んかお菓子食べたいな~、でもやめておいた方がいいよなあ~と思うことがあるんですが
そういう時、まず冷蔵庫を開けてみます。
冷蔵庫の中に食べたいものが入ってないと分かっていても、一度は中をチェックしないと気が済まないのはなんでだろう?
で、まあ「ないよなあ」と冷蔵庫のドアを閉めます(笑)
ここまでは第一段階、ここからが問題です。
出張先なんかでホテル周辺のことをよく知らない時だったりすると、わざわざ食べ物を調達するのも面倒なのであきらめがつくんですが、
近くに「コンビニがあるぞ」と分かっていると、急に頭の中を食欲が占領していくのが分かる!
手が届きそう、手に入れられそうと思うと、すごく欲しいような気がしてくる。
カウンセリングルームなんか、ビルから徒歩10歩先くらいにセブンイレブンが出来たのでありがた地獄です。
ところで、この「手が届きそうだと欲が強くなる」というのは、いろんなことにあてはまります。
例えばギャンブルや宝くじなんかは、「もしかしたら自分も当たるかも」という期待を上手く利用してますよね。
自分がちょっと「当てた」経験があったり、誰かが当たったのを見聞きしたりすると、特に執着が強くなって何度もトライしやすくなります。
すっかり定着したウーバーイーツや出前館のような配達サービスを「手数料高いし…」と思っていた人達も、1回アプリをダウンロードすると、ついついその後も頼んでしまうみたいですね。
手の届く場所で売っている、スマホをタップするだけで手に入る、もしかしたら…と思わされる。
そんな小さなきっかけで、私達は我慢できたことが出来なくなったり、「欲しい」という気持ちを刺激されてしまうものです。
そして、これは人間関係でもよくある現象なんですよね。
続きます
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。