「同じような不幸」を繰り返している人がたくさんいます。
ちょっと問題がある人を交際相手に選んでしまう人、
なんでも最初だけ上手くて、どんどんダメになっていく人、
肝心な時に物忘れやミスをする人、
同じような人から嫌われてしまう人、などなど。
なのでカウンセリングをするときは、
その「繰り返しのパターン」に注目して
そこにどんな力が働いているのかな?どんな原因があるかな?ということを考えたりします。
でもこの考え方は、悩んでいる人が自力でやるのは少し難易度が高めです。
なぜかというと、繰り返す出来事の背景には本人には把握できていない無意識が影響していることが多いから。
無意識というのは自分では通常意識できない領域のことなので、いくらご本人が「どうして繰り返すのかな?」と考えても、到達するのがとても難しい。
考えて思いつくことは、全て「意識」だからです。
なので、カウンセリングに通っていない方や、
クライアントさんがプライベートで「同じような不幸パターンから抜け出す方法を考えたい」と思った時に、この方法は意外と難しかったりする。
そういう時は、「例外さがし」の方が簡単でおすすめです。
「例外探し」は、「問題が起こらなかったケース」や「トラブルが小さく済んだケース」について考えること。
つまり、「どうして同じ問題を繰り返すんだろう?」ではなくて「似た状況なのに問題が起こらなかった時はあるかな?」という考え方です。
問題が起こらなかった時、起きたけどトラブルやダメージが小さく済んだ時を過去から見つけて、
①それはどんな状況だったのか
②自分はその時どんなことをしたのか
を考えることで、解決の糸口を見つけようと試みます。
原因や背景よりも「解決パターン」を重視するので、無意識にアクセスする必要がなく、現実的に考えられますよ。
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