嫉妬されて自信を奪われてしまう | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きです。

 

おしゃれをしてウキウキで出かけたのに、他人の視線ですぐに惨めな気持ちになってしまう人がいます。

 

そんな方に、「どうしてだと思いますか?」と尋ねると、「自信がないから」とおっしゃっていただくことがとても多いのですが、

 

では、どうして自信がなくなるの?という点について少しお話しますね。

 

 

  周囲に嫉妬をされて自信を奪われる

 

他者といる時にすぐ不安になったり惨めな気持ちになってしまう場合、「相手から嫉妬をされている」ケースがあります。

 

自分の見た目が嫌いな人は、「嫉妬なんかされるはずがない!」と思うかもしれませんが、嫉妬って奥が深いんですよ。

 

嫉妬は「自分よりも良いものを持っている人に対して起こす感情」だと思っていませんか?

 

例えば、自分よりも可愛い人、モテる人、生活に困らない人、能力の高い人…などなど。

でも、もしそれだけが条件ならば、私達は世界中の人たちに対して嫉妬心をメラメラしなければならなくなりますよね。

 

しかし実際はそんなことはありません。

 

私はテレビに「海外の富豪の生活」が映像で流れてきても、「すげ~」としか思わないし、

 

めちゃくちゃギターのうまい人がいても「かっけ~」しか思わないわけです。(笑)

 

嫉妬というのは、「自分と同等、もしくは下だと思っていた人が何か良いものを持っている」時にスイッチオンされる特徴があるんです。

 

 

これは、言い換えれば共通点がある人とか、距離の近い人、よく知っている人に対して嫉妬心を持ちやすい事にもなります。

 

 

 

  嫉妬の仕組み

 

 

例えば昨日のブログでは、「アクセサリーを着けて友人と会ったら惨めな気分になった」という例を出しました。

 

 

これを嫉妬に当てはめて考えてみましょう。

 

友人は、この人のことを「自分と同等、もしくは下」だと思っていました。

 

「自分と同等、もしくは下」というのは、例えば「同じ職場にいる」とか「同じ学校を卒業した」とか、「私の方が交際経験が多い」とか、その程度でも当てはまります。

 

この人は友人にとって同等か下。

なのに、「友人が持っていない」素敵なアクセサリーを着けて、「友人はいつもと同じなのに」この人はいつもよりキラキラして見える。

 

ここで嫉妬が起こります。

 

つまり、嫉妬ってかなり身近な存在なんですよね。

みんなが誰かのことを「自分と同じか下」だと思っていて、その法則に反した時に自動的に嫉妬が起こる。

 

でも、その嫉妬を受けた方は相手の

 

「私と同じか下のくせに」

 

という雰囲気に身体が固まってしまって、「私は下だ」とみるみるうちに自信が無くなってしまう。

 

 

家にいる時は「良い感じ!」と思っていたのに、誰かに見られたり、声をかけられた途端に不安になっていくのは、

 

他人と自分を比べるからではなくて、「他人の嫉妬を受け取ってしまうから」だったりすることがあるんですね。

 

 

 

  嫉妬に負けやすい人がいる

 

ところで、先ほども書いたように

 

「嫉妬はかなり身近な存在」です。そこかしこを飛び交っているすごくメジャーな存在。

 

人に見られると不安になってしまう人=嫉妬をされている人、というわけではなくて、

 

皆が誰かを嫉妬してしまうし、皆が誰かに嫉妬をされてしまうんです。

 

それならば、なぜ「嫉妬を受けてもなんともない人」と「嫉妬されると自信がなくなる人」がいるのでしょうか。

 

それを明日書きますね。

続きます。

 

 

 

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