嫉妬に敏感になってしまう理由 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日までの続きです。

 

他者といる時にすぐ不安になったり惨めな気持ちになってしまう時は「相手から嫉妬をされているのかもしれない」というお話を書いていました。

 

でも、嫉妬は誰でもしてしまうし、されてしまうものです。

 

「嫉妬を感じてすぐ不安や惨めさを感じてしまう人」「嫉妬されても平気な人」には何か違いがあるのでしょうか。

 

 

  嫉妬におびえる人の特徴

 

他人からの「嫉妬」を敏感に感じ取って「自分はおしゃれなんかして恥ずかしい」と感じてしまう人達に多い特徴として、

 

「子供の頃に、親や身近な人たちから強い嫉妬をされていた」

 

というのがあります。

 

一番分かりやすく、ケースも多いのが「母親と娘」の関係かもしれませんね。

 

母親が娘に(無意識に)嫉妬をしていて、娘の女性的な成長や変化を阻害しているパターンです。

 

例えば、母親にこんなことを言われたことがあるでしょうか。

 

「あなたは○○だったら可愛いのにね」
(歯並びが良かったら、痩せていたら、目が大きかったら、など)

 

「あなたはそのままでいいの」

 

娘の選んだ服に対して

「似合わない/色気づいてる」
(笑う、冷たい目で見るなども同じです)

 

娘が美容院や服屋に行くのに対して

「そんな料金が高いところ…」

 

娘の交際相手に対して

「そんなダメ男は認めない!/そんな条件がいい人、詐欺に決まってる」

 

こんな言葉の中には嫉妬があって、

 

母親が無意識に、女性的な魅力を発揮して素敵な大人になろうとする娘を止めようとしていることがあります。

 

(この言葉を言われた=母親が嫉妬してる!ではありません。あくまでそういうケースがあるというお話です。)

 

 

母親が娘に嫉妬をします。

 

その嫉妬のメッセージは、「私は女性らしく成長してはいけない」とか「私はおしゃれが似合わない」という感情に変換されて、娘に伝わります。

 

母親に敵対視されたら娘は愛情も生活も失う可能性がありますから、敏感に母親の嫉妬を察知するようになりますよね。

 

それが、大きくなっても「他人の嫉妬に敏感で、すぐ惨めな気分になる」のにつながるんですね。

 

つまり、「他人の嫉妬で惨めな気分になることで、おしゃれをしなくなる=母親から愛され続ける」となるわけです。

 

 

  おしゃれを楽しめるメンタルになる

 

「女性らしさ」や「おしゃれ」に対して憧れがあるのに

 

・似合わない気がして着られない服がある
・化粧品や美容院、服などにお金をかけると罪悪感がある
・他人の目線や言葉であっという間に自信を失う
・綺麗になる努力ができない

 

こんな理由で悩んでいる時は、「母親からの嫉妬」で嫉妬に敏感になってしまった人かもしれません。

 

 

「一人でおしゃれをしている時は「今日はいい感じかも!」と思えているのに、

 

誰かのちょっとした視線や言葉で一気に「こんなことしなきゃよかった」と思ってしまう。」

 

そんな悩みの背景に、「母親に愛されるために」という理由があるのなら、

 

取り組むべきは母親との問題を整理することですね。

 

嫉妬に敏感な状態の原因を解消していくことで、他人の目線が気にならなくなって、自分のなりたい姿を楽しめるようになるかもしれません。

 

 

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