何かをするだけで人一倍疲れてしまう。
他の人が気にならないことも気になってしまう。
いつも心に余裕がない。
壮絶な子供時代を過ごしてきて、辛い思いをたくさんしてきた。
「いつもつらい」「すぐつらくなる」が常態化している時に、人は一番孤独を感じるのかもしれないと思うことがあります。
なぜなら、「誰かよりもつらい」ということは、この辛さは分かってもらえないということになるから。
「つらい」は人を孤独にします。
例えばこんな⇩シチュエーションがあったとします。
「自分が人目を気にしてビクビクしている時に、他の人達は涼しい顔で過ごしている。」
さて、普通ならこういう時に感じる感覚は
・自分だけがおかしい
・他の人達が普通に出来ることが自分には出来ない…
という落ち込みや不安感が代表的かなと思います。
つまり、人と自分は違っている、という感覚ですね。
この「人と自分は違う」という悩みを抱えてしまうということは、ある意味
「自分だけがこの苦しみを知っている」
「他の人には分からないことが私には分かる」
ということになります。
「他人と自分は違う」は「自分だけが違う」であり、それは「自分だけがつらい」であって「その辛さは他人には分からない」ものです。
だから、辛ければ辛いほど他の人たちには気付けない苦しみに気づいて、それを分かってもらえないと感じることから孤独になっていきます。
「あなたよりもつらい」。
だから「私の辛さがあなたには分からない」。
そんな、誰にも理解されない孤独感が募っていくと、どうなるでしょうか。
なんと、孤独の原因となった辛さを、まるで心の支えのようにして生きてしまうんです。
続きます。
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