数日前のブログ「助けてもらうことが苦手な人」
のつづきです。
他人に手助けをしてもらう事が苦手で、一人でなんでも頑張ろうとしてしまう人がいます。
なんでかな?と考えてみると、いろんな考えが浮かんできます。
例えば、
「手伝ってもらったら、自分の手柄じゃなくなっちゃう」
と感じる人もいるでしょう。
「手伝ってもらったら自分の手柄に出来ない」人にとっては、
「あなたも頑張ったね」ではだめで、「あなたが頑張ったね」じゃないと意味がないと思ってしまう。
手柄を独り占め!と聞くと、なんだか自分本位でわがままな感じに思われてしまいそうですが、実は自信がない人によくあるパターンなんです。
自信がない人にとって、誰かに手伝ってもらうことは「共に作り上げるもの」ではなく「1人ではできなかったこと」を意味しています。
自信がないからこそ、誰かにすごいと言われたい。
賞賛されて、認められたい。
全部一人でやって、「自分だって出来る」と思いたい。
そのためには、誰の手も借りずに100%自分の力で達成しなければなりません。
こんな考えのクセを持つ人には、「人の愛情には限界がある」という感覚が染み付いているのかもしれません。
10個のりんごを2人で分けたら取り分が5つになってしまうように、
人からもらえる愛情や賞賛にも限度量があると感じるから、
誰かに手伝ってもらう=自分への賞賛の量が減ってしまう=手柄を取られる
と思ってしまうかもしれませんね。
そんな切り口から考えてみると、何か面白いことに気がつくかもしれません。
*このブログは毎日19時に更新されます
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