ストレスや疲れがたまってきた時に、眠れなくなる人と眠くて仕方がなくなる人がいます。
とある人は、「疲れているから寝たいのに、どうしても眠れない」と言い、
またある人は「寝ても寝ても起きられない、疲れが取れない」と言うんです。
表面的には同じようなストレス状況にあるように見えるのに、症状としての出方が180度逆になっているように感じますよね。
こういう、「表面的には同じ悩みを抱えているように見えるのに、心身への出方は真逆」なんてことが、人間にはよくあります。
ネットにあるストレスチェック診断などを開いてみると、
「眠れない、または起きられない」
「食欲不振、または食べ過ぎる」
と、両極端な症状が一つの項目として書かれていたりします。
厳密には、「眠れない人と起きられない人」「食べられない人と食べ過ぎる人」では違う仕組みが働いているわけですが、なぜこういう項目で一緒にされるかというと
「ほどほど」であることが、身体と心の健康の基本的な基準
だからです。
もちろん例外もありますが、基本的には「やりすぎ」も「やらなさすぎ」もどちらも黄色信号なんですね。
自分のストレスや心の状態をセルフチェックする時のは、最近の生活の仕方や心の動きを振り返って、それが「ほどほど」かどうかも見てみるとよいかもしれません。
【「ほどほど」な生活の例】
■6~7時間ほどの睡眠がとれる
■1日に2~3食食べ、おいしいと感じることもある
■趣味や会話を楽しいと感じることがある
■睡眠以外で「嫌なことを思い出さない時間」がしっかりある
■無意味な夜ふかしで睡眠を犠牲にすることがない
例えばこんな↑生活と比べると、どうでしょうか?
「かたより」が多い生活をしている人は、お疲れかもしれませんね。
(ほどほど、も個人差があるものですから「これが正しい」というものはありません。上記はあくまでイメージです。)
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