同じような環境や条件で働いているのに、
【休日は好きなことをして気分転換が出来る人】
と
【休日もずっと嫌なことが頭をぐるぐるして、働くのがつらいと思ってしまう人】
がいます。
もちろん、人によってダメージの受け方はそれぞれですから、
同じ出来事があっても10のダメージしか受けない人と、50のダメージを受ける人とでは、ストレスの具合は変わってきますよね。
過去にトラウマがあったり、心の傷が残ったりしていると
同じ出来事でも強いダメージを受けてしまうことがあります。
50のダメージを受けてしまう人が、過去の心の傷を癒すことで10とか20のダメージで済むようになる、というのは、カウンセリングの一つのゴールでもありますね。
それとは別に、もう一つダメージを減らすポイントがあります。
ずばり、「悩みやショックを引きずらない」です。
(ずばりって言葉、久しぶりに使いました)
人は「つらい事があった瞬間」のことを重視しがちなところがありますが、本当は「嫌なことを考え続けている時間」のダメージもかなり大きいのです。
「嫌な記憶に捉われてしまう人」は、たとえシャワーを浴びていようが、ベッドでごろごろしていていようが、いつでも脳内でお手軽に「嫌な記憶」へトリップして苦しみを再体験することが出来てしまいます。
それって、いくら体を休めても「気分転換」も「休養」も出来ていない状態です。
こんな状態ではダメージを回復するなんて難しいので、「限界になるまでとりあえず頑張る」しかなくなってしまいます。
ダメージを受けた瞬間だけでなく、「それを忘れられない、引きずってしまう」ことも、心にとても大きな影響を与えているんです。
*このブログは毎日19時に更新されます
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