醜形コンプレックスチェックリスト | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きです。

 

醜形恐怖症、と医師に診断される程度ではなくても、「見た目が気になって仕方がない」「見た目のせいで出来ないことがある」というお悩みを持っている方はたくさんいます。

 

特に最近は、誰でも写真を加工することが出来る上、整形も以前よりは身近になりました。

 

「理想の容姿」という意識が高まるにつれて、そうではない部分が余計に気になりやすい時代なのかもしれません。

 

そこで、簡単な容姿のコンプレックスチェックリストを作ってみました。

(醜形恐怖症の診断基準と、クライアントさんのお話を参考に作成しています。当てはまったら醜形恐怖症というわけではないのでご了承下さい。)

 

 

【醜形コンプレックスチェックリスト】

 

容姿について周囲に相談出来ないor相談しても安心出来ない

 

美容院・服屋・下着屋・コスメカウンターなどに行くのが怖い(行けない)

 

自分の容姿が周囲に迷惑をかけている気がする

 

自分の顔が嫌いなのに、自分の顔が映り込んだもの(鏡、窓ガラスなど)から目が離せない

 

自分の容姿を改善したいのに、改善するために行動することが出来ない

 (もしくは、激しいダイエットなどがむしゃらに努力する)

 

何を頑張ったところで、容姿がこれでは人生が絶望的だと感じる

 

自分の人生には「容姿の醜さ」という影がずっと付きまとうのだと感じる

 

いつも容姿を比べられている気がする

 

自分の容姿が急に不安になって、人の話を聞けていないことがある

 

「周りは誰も気にしていないよ」というアドバイスをされると反論したくなる

 

どうでしょうか?

当てはまれば当てはまるほど、容姿に対して執着に近いコンプレックスがあるかもしれません。

 

特に、「自分の容姿が(嫌いなのに)映ったものから目が離せない」というのは大きな特徴です。

 

カフェの窓ガラスに映る自分の顔が気になって友人の話が頭に入らない、お風呂に入ると鏡をじっと見続ける時間がある、なんてエピソードを、クライアントさんからお聞きすることがあります。

 

 

もし、醜形恐怖とまではいかなくても、必要以上に(まあ、どのくらいを必要以上と捉えるかが難しいのですが)容姿が気になって仕方ない場合、容姿の改善はさておき心のケアが必要です。

 

自分の容姿がおかしい、と思っている人が、「それは認知の問題」と言われるのはとても抵抗があると思います。

だって、自分から見たら本当におかしく見えるから。

 

でも、もし上のチェックリストに当てはまるなら、ぜひ一度カウンセリングを検討してみて下さいね。

 

醜形へのコンプレックスが心の状態とつながっている場合、見た目をいくら変えても「私の見た目はおかしい」という感覚が付きまとい続ける場合があります。

 

例え、見た目があなたの言う通り、あなたの基準では「イマイチ」だったとしても、それに悩む時間や必要以上の不安感が減るなら、毎日を過ごしやすくなるはずです。

 

 

あと、人はコンプレックスを感じると、そこばかりに注目した「対策」をとりがちです。

 

拒食や整形を繰り返したり、全体のバランスよりも「目を大きく見せる」とか「全身を隠す」ということに執着してしまう。

おかしいかも、悪目立ちするかもと思っていても、それをやるしかないような気持ちになる。

 

その結果、自分が他者から今どのように見えているかが分からなくなってしまいます。

 

「自己像」を見る目が歪んでしまったために、一生懸命努力しているのに努力とは違う結果になってしまうのはとてももったいないことです。

 

実際の見た目がどうか、ではなく、どの程度自分がその悩みに捉われているか、不便な思いをしているか、という点から、自分のことをよく見てあげてくださいね。

 

 

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