美容院に行くのが怖い人 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

「美容院や下着屋さんに入れない」と言うクライアントさんが、たまにカウンセリングルームにいらっしゃいます。

 

どうして?とお聞きすると、「怖い」と。

 

「見た目に自信がないから」

「店員に場違いだと思われている気がする」

「近くで見られたくない」

「どうせお金をかけたって…と思う」

 

 

 

色んな答えが返ってきますが、総じてみなさん「場違い感」から感じる不安や、自分のコンプレックスが刺激される恐怖があるようです。

 

ところで、見た目のコンプレックスがあまりにもひどい状態は、「醜形恐怖症」と呼ばれることがあります。

 

身体醜形障害、醜貌恐怖などと呼ばれることもあり、こころの病気の一つです。

 

自分の容姿が醜くて毎日つらすぎる、というのが醜形恐怖。

 

自分の「自己像」にゆがみが出てしまっている状態で、周囲から見たら些細な容姿の一部(あるいは複数)が本人にはものすごく醜いものに感じられます。

 

醜形恐怖症というのは、その人の元々の容姿は関係ありません。

「本人の容姿に対する苦しみ方が、実際に対して過度である」場合に醜形恐怖症の可能性が浮かんできます。

 

ただし、「周囲から見たら些細な」ということが醜形恐怖症の人には分からない(これが自己像のゆがみ)ので、漠然とこのような説明をしても伝わりにくいのです。

 

かえって「理解されない苦しみ」まで抱えさせてしまうこともあれば、「まあ、本音で“君は醜い”なんて言えないよね」とお世辞に捉える方もいます。

 

※醜形恐怖症は心の病気なので、診断できるのはお医者さんだけです。

 

 

続きます。

 

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