昨日の続きです。
「自己肯定感って結局何?どうやって上げるの?」というテーマで書いてきた結果、
■「自己肯定感が低い」(と感じる)のは、自分に捉われている状態。
■自己肯定感は結果。上げようと思って上げるのはなかなか難しい。
というお話になりました。
でも、これじゃ「結局どうすればいいの?」という部分が満たされませんよね。
なので、(カウンセリングに通う以外の方法で)あくまで「自己肯定感を上げるために出来る事」という観点からいくつか考えてみようと思います。
自分へのごほうびや趣味と比べたら、ちょっとつまらない方法かもしれませんが、「ちょっとお高いケーキ1つ買ったくらいで落ち込みから復活出来るなら苦労しません!」という方に。
①ありがとう・おめでとう・あなたはすごい!と積極的に言う
自己肯定感が低い人は、他人にお礼や褒め言葉を気軽に言うことが苦手です。
「自分はダメだ」に焦点が当たっていると、他人を認めるほどに自分が情けない存在のように思えてしまうから。
でもそれが「自分に捉われている状態」なので、その逆をして自分を解放しよう、というのがこの方法です。
本当に相手に対してそう思っているかは、この際あんまり関係ありません(笑)
小さなことでも、どんどんお礼を言ってみる、褒めてみる。
人を褒めると、不思議なことに自分に自信が付いてくるんです。
自分だけを意識して、ダメ出しをしていた世界から抜け出すきっかけになります。
他人に媚びたり、機嫌をとるためではなくて、自分のために、相手に声をかけてみます。
②自己肯定感が低い理由を「外」に求めてみる
前回まで書いた通り、自己肯定感の低さは「自分への捉われ」とつながっています。
であれば、「自己肯定感が低い原因」を自分に求めるのは逆効果かもしれません。
思い切って、自己肯定感が低くなっている理由を自分以外に探してみましょう。
周囲の人間関係はどうでしょうか。見ているSNSはどうでしょうか。
例えば、一緒に過ごした後に、
・寂しい
・むなしい
・時間を無駄にした気がする
・なんだか焦る
こんな感情が湧いてきたら、その相手とは相性抜群!とは言えないかもしれません。
ポイントは、「相手が良い人か」は関係ない、ということ。
自分を褒めてくれる良い人であっても、優しくて気遣いの出来る人であっても、です。
何となく、あれ?と感じる人間関係やSNSのつながりから距離を置くと、不思議と落ち込みが減るかもしれません。
とはいえ、会社や学校内、そして家族内での人間関係ならば、距離を置くことが難しい時もありますよね。
そういう時は無理して距離を置く必要はありません。「この人の言葉は私の自己肯定感を下げているかも」と気づくだけで、案外世界は変わるものです。
③整体やマッサージはリラックスを促すのでアリ
最近のご時世ではなかなかおすすめしにくいですが、「どうせなら自分もやってて楽しいやつがいい」という方は整体やマッサージがとっかかりとして良いかもしれません。
いつもいろんなことを考えて不安になってしまう人でも、マッサージに行った直後は頭がぼーっとして「深く考えられない」状態になりやすいものです。
それと同じく、身体をリラックスさせることで強制的に脳もほぐしてしまい、なにも考えられない時間を作ろうというのが魂胆です。
ちなみに甘いものやご飯をいっぱい食べた時も、一時的に気が緩む人がいますが、それは血糖値のアップダウンによる「ぼんやり感」です。しばらくするともとに戻る上に、食べる前よりも強い倦怠感や罪悪感、イライラを呼ぶことも多いので、それならマッサージで体をほぐしてもらう方がよさそうです。
①から③に共通していることは、「自分という存在への意識を外す」ということ。
いつも自分のことで不安になったりビクビクすることが減れば、自然と自己肯定感というものにつながります。
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