自己肯定感って結局どういうこと?2 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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自己肯定感って、自分に捉われないことなんじゃかな?と昨日書きましたが、それって具体的にはどういうことでしょうか。

 

文字であれこれ書いてもピンとこないかもしれないので、簡単な図にしてみました。

 

 

例えば、自分が何かを出来なかった時、誰かが自分よりもとてもうまくやった時、「私のダメさ」や「私のみじめさ」に強く意識が向くのなら、「自分に捉われている」と考えることが出来るかもしれません。

 

(状況によって変わりますから、あくまで例ですよ。)

 

最近は特に、自己肯定感が高い=「他者に何を言われても自分に前向き」というイメージがありますから、

 

自己肯定感が低いと他者に振り回される

 

と認識されやすいのですが、

 

実は他者よりも、自分自身に振り回されていることが多いものです。

 

自分に振り回されている人達は、自分を大切にすることは出来ていなくても、自分に焦点を当て続ける事なら超得意。

 

すぐに傷つくことが出来るし、何度も傷つくことが出来る。

自分のダメなところなら何個でも挙げる事ができる。

みんなが誰かを褒めている時に、一緒になって喜ぶ感覚が持てない。

でも、自分は誰かに評価されたり褒めてもらわないと価値が無いと感じている。

 

そう、自分に振り回されるって、もしかしたら「自分を意識しすぎている状態」と言えるかもしれませんね。

これが、自分に捉われている状態です。

 

 

ところが、そうなると

 

自己肯定感ってどうやって上げればいいの?自分に捉われないってどうすればいいの?という話になりますよね。

 

だって自分に捉われないようにするということは、「自分に捉われている自分を意識する」事になってしまいます。

そして「捉われないように頑張ろうとする自分を意識する」

 

捉われないことを目指しているのに、そんな自分を意識して(捉われて)いる。

これじゃ、なんだか落語みたいなオチがついてしまいそうです。(笑)

 

自分に捉われない、とか自己肯定感を上げる、というのは、最初から目指す目標としては難しいんですよね。

心のあらゆることがすこしずつ整理されてきた先に、結果的に「自分に捉われない」とか「自己肯定感が高い」ということになるのであって、

 

最初からそれをめざそう!と頑張ってしまうことは、「自分の問題を分かっているのに改善出来ない」とか「頑張っているのに全然自分を好きになれない」なんて気持ちを呼び起こして、余計に「ダメな自分に集中」することになったりもします。

 

じゃあどうすればいいのか?

 

私としては、「心理療法がおすすめ」と言いたいところですが、それだとカウンセリングに来ないと始まらないので、もうちょっと一般的なことを考えてみようと思います。

 

 

続きます。

 

 

 

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