失恋から立ち直るプロセス | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

付き合っていた人と別れてしまった時、
好きな人が、自分のことを好きではなかった時、
 
「失恋の苦しみを和らげたい」とカウンセリングにいらっしゃる方がいます。
 
落ち込んで、何も手に付かないのに落ち着いていることも出来ない状態に一人で耐えるのはなかなかしんどいですよね。
 
失恋や破局の悲しみというのは、仕事や友人関係の悩みとは違う痛みがあります。
 
「大切な人の喪失」という点では、恋愛の痛みはむしろ「大事な人を亡くした人の痛み」にも近いものがあるかもしれません。
 
なので、失恋や破局をした人がその悲しみから回復していく過程は、遺族の回復プロセスに似ているんです。
 
死別などの喪失によって現れるさまざまな心理反応をグリーフと言います。
グリーフには段階があるとされていて、
 
①麻痺の段階
②切望の段階
③絶望の段階
④回復の段階
 
の4つに分けることが出来ます。
 
段階とは書いていますが、必ずしも①から④まで順番に心理状態が進んでいくわけではなく、行ったり来たりを繰り返す方もいれば、どこかの段階がない方もいます。
 
 
①麻痺の段階
 
麻痺の段階では、痛烈な痛みや苦しみよりも、視界がぼんやりして判断力が落ちやすい傾向があります。
 
感覚を麻痺させることで、喪失の衝撃から心を守る働きが起動している状態です。
 
 
 
②切望の段階
 
切望の段階では、「あの人」と離れてしまったことを表面的には理解しながらも、心のどこかでまだその人を追い求めている状態です。
 
失恋や破局の場合だと、相手のことを寝ても覚めても考えてしまうとか、再び元の関係に戻れるのではないかと期待する、などが当てはまるかもしれません。
 
相手との思い出が感じられる場所や物、香り、音などにとても反応しやすいのもこの段階です。
 
 
 
明日は残りの2つについて書きますね。
 

 

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