「分かっているのに出来ない」でますます出来なくなる | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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「分かっているけど出来ない」というお悩みは、心の中に強固な矛盾を生み出します。

 

「分かっているけど出来ない」の中には

「分かっていたらできるはずなのに、なぜかできない。」

「出来るようになりたいと思っているはずなのに、やらない。」

という気持ちが含まれていて、これが心の矛盾につながります。

 

心の矛盾とは綱引きの中心部に立たされるようなものなので、「分かる」「分からない」「出来る」「出来ない」の各方面から引っ張られて、結局どこにも動くことができない状態になるんですよね。

 

だから、「分かっているけど出来ない」という心の矛盾があればあるほど、そのように思えば思うほど、むしろその場から動けなくなってしまうことがあるわけです。

 

 

もう一つ、

人は(日本人は、かな?)自分の中の本質や一番言いたいことを最後に持ってくるクセがあります。

逆に言えば、一番最後の言葉を結論として信じてしまうことがあります。

 

「猫みたいな犬」は、猫にどれだけ似ていたとしても正体は犬なわけです。

「優しい男性」の正体は男性です。やさしい、は男性を説明する言葉でしかありません。

 

だから、例えば「変わりたいのに変われない」と思う時、

「変わりたいのに」は「変われない」の説明の役割になってしまっていて、

その人はあくまで「変われない」ということを信じてしまっている場合があります。

 

変わりたい、ではなく変われない、が結論になってしまっているんですね。

 

 

「分かっているのに出来ない」

「変わりたいのに変われない」

矛盾のある悩みが頭の中をぐるぐるする時は、自分の本音に気が付くチャンスです。

 

どうして「出来ないけど、何をすればいいか分かるところまではできている」と言わないんだろう。

どうして「なかなか変われないんだけど、でも変わりたいなあ」と思わないんだろう。

 

考えてみると面白い発見があるかもしれません。

悩むときの言葉を変えるだけで、見えてくるものもあるかもしれませんね。

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