恋愛や結婚は、その人の生き方の特徴がよくあらわれるライフイベントです。
例えば他者に依存しがちな人の場合(便宜上「依存さん」と呼びます)、恋人関係や結婚に発展するスピードが比較的早い人もそこそこいますよね。
依存さんは「相手が離れていくこと」への不安がとても強いので、一緒にいられることをいつも最優先に考えます。
自分の不安を上手くコントロールできなかったり、相手との温度差に敏感に反応して恐怖を感じるので、気分のアップダウンが激しくなりやすいという点でご本人も周囲も苦労が多いのですが、
その代わり、「誰かと一緒にいたい」「この人じゃなきゃ」という気持ちが強く、相手さえその気ならあっというまに結婚までたどり着く力があります。
ある意味依存的というのは究極の一途でもありますね。
(激しい依存を複数人に行う方もいるので、あくまで一例です)
ただし、相手がこちらの依存心を上手く利用するタイプだったりすると、いわゆる「報われない恋」がダラダラと続いてしまうデメリットもあります。
一方で、「不安からくる移り気」がある人もいます(便宜上「移り気さん」と呼びます)。
移り気さんは、「付き合い方の重さ」はそこまでじゃないので、適度に距離を取って客観的に相手を見ることが得意です。
ただし、根本的に相手を信じ切れない部分があってかなり慎重派なので、恋愛ならまだしも結婚になると「本当にこの人でいいの?」と考え始めて止まらなくなってしまったりします。
これが「移り気」です。
その結果、結婚に二の足を踏んだり、なんとなくモヤモヤとしたまま結婚を迎えてしまうことがあります。
依存さんは、人を求める力が強いので相手と出会うのはわりと得意。
もともと人間関係に慎重な移り気さんの方が、婚活(結婚を一つの目的として出会いを探している)をしやすい傾向があるかもしれません。
こうやって2つのタイプを照らし合わせると、「正反対」のように感じやすいですが、実は「相手に自分の人生を任せてしまう」という共通点があったりもします。
ということで明日は依存さんについて、あさっては移り気さんについて、もうちょっと詳しく書いていこうかなと思ってます。
忘れないように気を付けないと…。
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