ミラーニューロンで心の解釈が変わっていく | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

ミラーニューロンは基本的に、

「相手の動作を見ているだけで脳が相手と同じ動きをしてしまう」

というものです。

でもこれが、動作だけでなく感情や記憶も反映されるんじゃないか、という話があるのが面白いです。

この考えを採用すると、物の見方ががらりと変わる。

例えば、「一人暮らしをしている時はそれなりに自分のことが出来るのに、実家に帰るとなんだかダラダラしちゃう」なんて人、多いですよね。

 

料理も掃除もやってくれる人がいるから、だらけちゃうのかな、とか

実家に帰って緊張がほぐれたからかな、とか

 

多くの人は「自分にダラダラする理由がある」と思っています。

 

 

でもこれを、ミラーニューロンの枠組みでとらえ直してみると、

 

親の脳にある「子供のころのイメージ」を自分の脳が真似してダラダラしている

 

なんて解釈ができちゃったりします。

あるいは、

 

料理も掃除も全部こなす母親が実は疲れていて、その疲労感を脳が真似するからなんにもしたくなくなっちゃう

 

という捉え方も出来たりします。

 

こういうお話をすると、「なぜ疲労感だけ真似して、家事をする部分は真似をしないのか」と言われてしまいそうですが、それは人間の役割のお話になってしまってズレてしまうので、割愛しますね。

(気になる方はカウンセリング時に聞いてください)

 

 

「人はミラーニューロンによって他人に影響されている」ということを考えていると、旅行やドライブが好きな人の気持ちがなんとなくわかるような気もします。

 

旅行やドライブが好きな人、引っ越しが好きな人なんかは、

今つながっているミラーニューロンから一度離脱して、自由になりたい!と思っているのかも。

 

自分の記憶を持っている人、自分が干渉している場所から離れて生まれ変わりたい。

そんな気持ちがあるかもしれません。

 

人とのつながりは絆でもあるし、しがらみにもなります。

そんな「色んな人とつながっている状態」から、無意識に自分をリセットしようとしているのなら、旅行先でのびのび過ごせるのもなんだか理にかなっているような気がします。

 

 

*このブログは毎日19時に更新されます

 

カウンセリングルームまきびHP

 

Instagramも更新しています

 

 

当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら

 

佐藤楓カウンセリングHP

 

 

 

佐藤楓Instagram