今日はカウンセリングルームに入る前、自販機の前で大声で泣いてる子と、「買わない!」と言っている母親らしき人がいました。
すれ違った時に「オレンジジュース!」と聞こえたので、多分自販機のジュースが目に入ってしまったんじゃないかな。笑
「子供の泣き声」が苦手な人が結構います。
聞くとイライラする、ドキドキして落ち着かない、不安になる、頭が爆発しそうになる、などなど。
そういう方は飲食店や電車の中など、避けられない場所で子供が泣き出すと辛いですよね。
そして、「子供の声が嫌」というのは、「道端にゴミを捨てる人が嫌」というのはちょっとニュアンスが違いますから、周りに言いにくかったりもします。
子供は泣くものだし…と、自分に言い聞かせたり、なんともない表情をしてやり過ごしてはいるけれど、内心はバクバクです。
こういう「苦手」を心理療法してみると、意外と何かが隠れていたりして興味深いです。
カウンセリングに来ると、どうしても「たまに聞こえる子供の声」より、「毎日の職場のストレス」とか「いつも感じている生きづらさ」に目が行ってしまいますが、
メインの悩みがちょっと落ち着いた頃に、こういう不快感に取り組んでみると、実は深いところで悩みがつながっていたり、「あれ、なんかスッキリした!」となったりするから面白いです。
カウンセリングで「生きやすくなる」「気にならなくなる」「不安が消える」という体験に慣れてくると、次第に自分の中にある悩みや不快感に気付くのが楽しくなってきます。
悩みや不快感は、「ここが消えたらもっと楽になる」という目印でもあるからです。
負の感情が宝のありかを教えてくれるような気持ちになってきたら、毎日楽しくなりそうです。
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