昔、自分の抱える苦しみをどうしていいか分からなかった時は、あてもなく車を走らせてみたり(あんまりお金もありませんでした)、この状態から抜け出す方法をどっかに求めてみたりもしました。
自分の中に一本筋の通った「柱」みたいなものが無いような気がして、
「僕はどうやって生きていくんだろう…」という漠然とした不安を抱えていたので、
ただ立ち尽くすだけでも日々が過ぎていくことにも焦ってもいました。
なので、自分と同じように不確定な世界を生きる友人がいるとちょっと安心もしたり(笑)
でも、向き合わないほど現実への不安が募っていくことも分かっていました。
「自分の中に柱があれば、行く方向が決まって、道しるべが出来て、迷うことも少なく生きられるんじゃないか。」
そんなことを心のどこかで思っていたころから○○年、私が今思うのは「柱って特に必要ないな」ということでした。
道しるべを作るよりも、「どこを歩いても私は大丈夫」という感覚の方がずっといいな。
迷いが少ないことよりも、無数の選択肢の中から美しい道を選べる方が楽しいな。
欲しいのは柱じゃなくて、自分のことを「大丈夫」と思える光のような感覚だったな、と思ったりします。
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